あちこちから火を吹く様子は圧巻
本来2ローターとなるRX-7のエンジンを「4ローター」へと変更し、なんと950馬力を発生するマツダRX-7が登場。
もう見た目の時点で「とんでもない馬力を出す」であろうことは容易に判断できますね。
フロントだと巨大なスプリッターにカナード、そして左右とセンターだけではなく、「その上」にもインタークーラー。
リアだとこんな感じで巨大なリアウイングとディフューザー、そして超大口径マフラーが装着され、本来ナンバープレートがある位置にもラジエターのようなものがあることが分かります。
なお、リアウインドウから取り入れたエアでこのラジエターを冷却するのだと思われますが、いかにこのRX-7の発熱が大きいものであるかが理解できますね。
エンジン単体では1000馬力オーバー?
なお、シャシーダイナモでのパワーチェック(とくにハイパワー車)というとトラブルがつきもので、今回もなんか起きるんじゃないかとハラハラドキドキものではありましたが、トラブルのたぐいはなく無事にパワーチェックが終了。
エンジンルームがむき出しなのは、もちろん平時はボンネットを装着しているものの(装着状態でもタービンはみ出ている)、パワーチェックに際してこれを取り外しているだけ。
そしていざエンジンを回すと、フロントフェンダー内を貫通するエキゾーストパイプから盛大に炎を吐き出しており、そのサウンドと共に心躍るものがありますね(リアバンパーからもマフラーエンドが突き出ており、どういった排気構造を持つのかは不明)。
パワーチェックにおいては「出力軸(タイヤ)で」950馬力を記録していて、これを考慮するとエンジン単体で1000馬力を超えているのは間違いなさそう。
こちらがそのパワーチェック動画ですが、そのサウンドはまさに必聴。
ローターの増設はこうやる
なお、ロータリーエンジンはその構造上、排気量アップが「比較的」容易。
通常のガソリンエンジンだと「気筒を増やす」ことは不可能であり、排気量アップもボアアップやピストン/コンロッド変更など相当に大掛かりな改造を伴いますが、ロータリーエンジンの場合は「ロータリーを増やすだけ(実際はそれに伴う複雑な作業も必要ですが)。
この動画では「2ローター」を倍の「4ローター」、つまり倍の排気量へとアップし、1400馬力を発生するエンジンを組んでいます。
VIA:Rob Dahm / Defined Autoworks