今までのどんなスパイフォト/動画よりも鮮明
ランボルギーニはつい先日ウラカンのフェイスリフトモデル、「ウラカンEVO」を発表していますが、今回早くも「ウラカンEVOスパイダー」のプロトタイプが目撃に。
過去にも一度スパイフォトが公開されているものの、「動画」としての走行状態が捕らえられたのは今回が初めてです。
なお、動画を撮影したのはプロのスパイフォトグラファーではなく、偶然これを目撃した「一般の人」。
ここまで鮮明に一般人が撮影した動画が出てくるとは
なお、動画は30秒以上に渡って撮影されたもので、リア、サイド、フロントがしっかり捉えられています。
デザイン的にはクーペ版の「ウラカンEVO」と同様ではありますが、ウラカンEVOについてもまだ走行状態の動画は公開されておらず、オフィシャルフォトが数枚公開されただけなので、今回の動画は「かなり貴重」。
実際のところ「リアディフューザー」については、オフィシャルフォトに比較しても今回の動画の方が克明に構造を捉えており、かつ陰影もついているためにわかりやすい、と思います(実際に肉眼でみるとかなりの大きさに驚きそう)。
おそらくエンジン出力はクーペ版の「ウラカンEVO」と同じ数値になると思われ、しかし気になるのは加速性能。
現在、スーパーカーセグメントだとマクラーレン、フェラーリだと「クーペとオープンモデルとの性能差」はゼロですが、ランボルギーニは加速性能において「0-100キロ加速だと0.2秒ほどオープンモデルの方がクーペに比較して遅い」数字となっていて、これが「クーペと同等」に改善されるのか、それともやはり「クーペに比較して0.2秒後れを取るままなのか」。
ちなみに発表されたばかりのポルシェ911カレラSカブリオレは「クーペと同じ加速性能」を持つに至り、それを考えると(ポルシェとランボルギーニは同じグループに属しているということもあって)ウラカンEVOにおいても「クーペとオープンは同じ」加速性能を持つことになるのかも。
そしてもうひとつ気になるのは「トップのカラー」。
現在ウラカン・スパイダーで選択できるのは「ブラック」「ブラウン」「レッド」の三色ですが、ランボルギーニと同じグループに属するベントレー、ポルシェにおいてはソフトトップのカラーを拡大中。
新型ポルシェ911カレラSカブリオレだと「ブラック」「ブラウン」「レッド」に加えて「ブルー」が選択でき、ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブルでは「7色」が選択可能。
フォルクスワーゲングループでは、ブランドが異なったとしても「ソフトトップ」のような素材の仕入れを共通化する傾向にあり、実際に現在ウラカンに設定される「ブラック」「ブラウン」「レッド」も、アウディやベントレー、ポルシェと共通したもの。
よって、ポルシェやベントレーにて採用が拡大されているカラーがランボルギーニに設定されても「おかしくはない」と考えているわけですね。
なお、現在のウラカン・スパイダーの用意されるボディカラーは23色ですが、ウラカンEVOではこれが「40色」に。
つまりそれだけ外装色の選択肢が広がるのであれば、トップのカラーもそれにあわせてオプションを増やして然るべきで、ぼくとしてはそこにちょっと期待してしまいます。
それでは動画を見てみよう
こちらが実際に走行するランボルギーニ・ウラカンEVOスパイダーを捉えた動画、「Lamborghini Huracán Evo in camo spotted on I-75」。