やはり富豪向けに貴金属オプションは欠かせない
アストンマーティンがヴァルキリーの「バーチャル」カーコンフィギュレーターを公開。
これはVRゴーグルを着用することで自身の眼の前に登場するヴァルキリーを自在にカスタムできるもの。
加えて「AMR(アストンマーティン・レーシング)トラックパーフォーマンスパック」の存在も明らかにしており、これによってヴァルキリーのパフォーマンスを更に高めることができる可能性を示唆しています(これは公道走行不可、サーキット専用のヴァルキリーAMR Proとはまた別)。
いくつかのパーツは「非合法」
この「トラックパフォーマンスパック」は新しい形状を持つフロントセクション(ダウンフォースが強化され、空気抵抗も少ない)、軽量チタンブレーキ、マグネシウム製パフォーマンスホイール、カーボン製エアロホイールディスク、サーキットメインに設定が変更されたサスペンションを装備。
アストンマーティンによると、このトラックパフォーマンスパックを装着することでヴァルキリーはおおよそ8%もスタンダードモデルよりも速くなるそうですが、このトラックパフォーマンスパックにはいくつか「公道走行に適さない(認可の下りていない)パーツ」が含まれており、それらを合法パーツに交換するための「予備パーツ」も付属し、これはユーザーにて「簡単に交換できる」ようですね。
なお、この「AMRトラックパフォーマンスパック」で選択できるのはアストンマーティンのカスタム部門”Q”によってデザインされた3パターンがベースとなっていて、通常版ヴァルキリーだと基本は4つのボディカラーがベースとなり、「スリップストリームグリーン(Slipstream Green)」「リキッドペトロリアム(Liquid Petroleum)」「エタノールシルバー(Ethanol Silver)」「マキシマムオレンジ(Maximum Orange)」の4パターン。
もちろんこれに限らず、オーナーの要望する限りではどんな仕様にも対応できるのがアストンマーティン”Q”の底力ではありますが、以前は「ペイントに月の石を混ぜる」といったオーナーも登場。
リアから見るとこう。
フロントフェンダーは「フェンダー」というよりは「カバー(カウル)」といったほうがしっくり来る構造のようですね。
こちらはおそらく「非合法」フロントフェンダーを装着したアストンマーティン・ヴァルキリー「AMRトラック・パフォーマンス・パック」装着車。
ルーフはこんな感じ。
「ウインドウ」は一切なく、大きな盛り上がり、そして小さなシャークフィンが装着されます(このあたり、大きなシャークフィンを持つメルセデスAMG ONEとは異なる)。
サイドから見るとこう。
こちらはおそらく「通常ホイール」。
こちらはAMRトラックパフォーマンスパックに含まれるマグネシウムホイール装着の状態。
センターの「AMRライム」が鮮やかですね。
上から見てもAMRトラックパフォーマンスパックではフロントフェンダーの形状が異なることがわかります(フェンダーというか、フロントセクションと一体化したクラムシェル形状となっている)。
こちらは通常版。
アストンマーティン・ヴァルキリーAMRトラックパフォーマンスパックのインテリアはこうなっている
インテリアついても多数のオプションが用意されるものの、基本は「アルカンターラ」。
ただし「編み込みレザー」も選択でき、かつシートベルトのカラーは6色から選べる、とのこと。
そのほか、”変わり種”オプションとしては”ゴールドパック”が挙げられ、これはペイントに純金を混ぜるもの。
さらに「MOKUKE(木目?)カーボンファイバー」というオプションもあるそうで、これは各エアスクープやサイドポッド、センター・インテリアベント、ステアリングホイールなどがカーボン製となる模様。
それでは動画を見てみよう
こちらがアストンマーティン・ヴァルキリーの「VR」カーコンフィギュレーターを紹介する動画、「Aston Martin Valkyrie - Specification Experience」。