スーパーボウル向けに予算を大量投入して制作
トヨタがスーパーボウル向けに製作したTVコマーシャルをYoutube上へと一般公開。
1分程度の映像ですが、スープラの動力性能やダイナミックなデザインがよくわかる動画となっています。
動画に登場するスープラのボディカラーはマットグレーで、先日「生産第一号車」としてチャリティーオークションへと出品された個体と同じ色味を持つようです(ただしドアミラーのカラーなど細部は異なる)。
動画からはトヨタが新型スープラにかけた意気込みがよく伝わってくる
動画は「かなり」コストの掛かったもので、VFXを駆使したものとなり、しかしそれだけトヨタがスープラに大きな期待を寄せているということがわかるもの。
「ピンボール」をテーマにした構成となりますが、ここでその内容を見てみましょう。
動画はけっこう壮大な作りとなっている
まずは一人の男性がなんらかの大きな建造物へ。
この時点でSF的な雰囲気が出ています。
そして入り口にあるスロットにコインを投入(トヨタマークの入ったデザイン!)
その後、下の「Supra」という文字のあるボタンが点灯し、それをプッシュしてどうやらゲームスタート。
光の回廊にてスタンバイするGRスープラ。
ヘッドライトを点灯し、ゲームの準備もOK。
ネオンで彩られたトンネルを抜け、いざ「Supra」文字が赤く光る入り口へと一直線。
場内はピンボールの盤面となっており、様々な障害物が登場する危険な場に。
一歩間違うと大事故につながる状況ですが、ドライバーはスープラを巧みに操って盤面にあるアルファベットを順にタップしてゆきます。
迫りくるクレーンからも華麗なドリフトで回避。
ドリフトアングルはかなり大きく、実際にこういった動きができるのであれば、かなり楽しいクルマだというのは間違いなさそう。
そして見事ゲームをクリアし、ビタリと停止。
トヨタGRスープラが走っていたフィールドはこれ。
様々な障害物を避けながら「S」「U」「P」「R」「A」の文字を踏みつつ走り抜けていたわけですね。
「スーパーボウルは」アメリカで最も視聴率が高いコンテンツであり、1984年にアップルがここでジョージ・オーウェルの小説「1984(村上春樹の”1Q84”もここから)」を題材にしたCMを放映し、大きな反響を得たことでも有名 。
自動車メーカーのみならず、スーパーボウルのCM枠には様々な企業が殺到し、各社ともその「一発勝負」に大きな予算をつぎ込むことになりますが、トヨタは数の売れる「カローラ」「カムリ」より、嬉しいことに数は出なくともイメージの向上を図れるであろう「スープラ」を主役にチョイスした、ということになりますね。
そして今回の動画は、ぼくの中では「永久保存版」といってもいいくらいの出来なんじゃないかと考えています。
VIA:Toyota USA