488GTB後継説がもっとも有力
フェラーリがジュネーブ・モーターショーにて発表するニューモデルのティーザー動画をドロップ。
オンラインでの発表は明日、そして実車のお披露目は3月5日のジュネーブ・モーターショー開幕時になると思われます。
今回公開された動画はわずか7秒のみで、キャッチコピーは「The Moment Is Here」。
ハイブリッドなのかそうでないのかも注目の的
ティーザー動画ということもあってその詳細は全くわからないものの、この「謎の新型車」については488GTBの後継という説が有力。
フェラーリ488GTBは2015年の登場であり、その後継が今年発表され、2020年からデリバリーされるとなるとタイミング的にはちょうどよく、やはりこれは「次期488GTB」と考えるのが妥当なのかもしれません。
なお、フェラーリにはいくつかのウワサがあり、V6エンジン搭載の「ディーノ」、そして「488GTBの上位モデル」。
つまりこれらは488GTB「以外」のモデルということになりますが、それらの可能性が「ない」とも言えないのもまた事実。
フェラーリは2022年までの計画を公表済みですが、その中にあるのが「V6エンジン」の存在。
これについてはV6エンジン単独なのかハイブリッドとなるのかは不明ではあるものの、フェラーリとしての性能を維持しなければならないこと、「2019年以降登場のニューモデルはすべてハイブリッドになる」と以前に明言していることから、V6エンジンはハイブリッドとの組み合わせと考えるのがセオリーなのかも。
なお、今回のティーザー動画ではとくに目新しい装備、そしてエレクトリックを想起させるものはなく、謎は深まるばかり。
こちらは「謎のニューモデル」のエンジン。
やはりこれだけではV8なのかV6なのかハイブリッドなのか判断できず。
レブカウンターについても同様に「エレクトリック」を連想させるものはありませんが、面白いのは「現行のフェラーリと同じに見える」こと。
488GTBの後継であるとすると、フェイフリフト(マイナーチェンジ)をはさんで10年のモデルライフがあると考えられ、となると今から発表する新型車、そして今後10年は競争力を発揮しなくてはならないという状況において、「アナログ」メーターを採用してきた、というのは相当に意外な部分です。
こちらはおそらくフロントフェンダー後部。
これまでのフェラーリにはない「目の詰まったグリル」が特徴的(フェラーリのメッシュはけっこう粗い)。
なお、488GTBの前身である「458イタリア」はピニンファリーナのデザイン。
その後フェラーリは徐々にピニンファリーナとの関係性を薄めてゆき、488GTBはインハウス(フェラーリ・スタイリング・センター)でのデザインとなっています。
ただし488GTBは基本的に458イタリアのデザインを踏襲しているという制約上「100%インハウス」というわけではなく、しかし今回のニューモデルについては「(ポルトフィーノ同様)100%インハウス」のデザインを採用することになると思われ、そのあたりは非常に楽しみ。
正直言うと、ぼくはピニンファリーナ時代よりもフェラーリのインハウス製デザインのほうがずっと好みで、たとえば抑揚のあるスタイリング(サイドステップに特に顕著)、そして各ダクトについては「ピニンファリーナ前」「ピニンファリーナ後」とでずいぶん変わるところですね。
VIA:Ferrari