過激なエアロパーツ、「四葉」マークが装着されたアルファロメオ4Cが二台鎮座
アルファロメオが、自身の管理する「ヘリテージ」部門より新車の8Cコンペティツォーネ/8Cスパイダーを販売するという報道がありましたが、今回はユーチューバーがそのヘリテージ部門内展示スペース「FCA Heritage HUB」へと潜入し、その様子を動画にて公開しています。
そして、この動画で(おそらく)はじめて明らかになったのは、アルファロメオがそのミドシップスポーツカー、「4C」のハイパフォーマンスバージョン「クアドリフォリオ」の存在。
アルファロメオ4Cはノーマルモデルでもハードコアすぎるくらいハードコア
アルファロメオ4Cは、カーボン製モノコックシャシーに1.75リッター4気筒ターボエンジンを搭載し、車体重量1100キロちょっとというスパルタンなモデル。
そして今回はそのスパルタンなクルマに「さらにハードコア」なモデルが存在したという衝撃の事実が発覚したことになります。
動画では2台の「アルファロメオ4Cクアドリフォリオ」を紹介しており、まずはホワイトの個体(おそらくスパイダー)から。
フロントバンパー上部脇には大きなエアインテークがあり、そして下部にはカーボン製ウイングレット。
オレンジのサイドマーカーは北米市場ですね。
そしてサイドステップもノーマルモデルよりも張り出しが大きく、やはりカーボン製のサイドブレードとウイングレットつき。
フロントバンパー中央にはカーボン製のスプリッター。
リアにはカーボン製の固定式ウイング。
リアフードの形状は標準モデルと大きく変わっています。
ディフューザーは非常に大きく、やはりカーボン製。
マフラーエンドはセンターに移動され、二本出しに。
フロントフードには大きなエアアウトレット。
そしてフロントフェンダーには高性能モデルであることを示す「四葉(クアドリフォリオ)」。
そしてレッドのほうはノーマルと同じグラスハッチを持っています。
奥にあるのはライトニング・マックィーン?
なお、アルファロメオによると、これらレッドとホワイトの「アルファロメオ4Cクアドリフォリオ」は、”もし4Cに高性能モデル(クアドリフォリオ)があったら、こうなっていただろう”という予想のもとに作られたワンオフモデルである、とのこと。
これはトリノにあるアルファロメオのデザインセンター(チェントロ・スティーレ)によってデザインと制作がなされており、もともと市販は考えておらず、単にデザインを見るための試作車であったために「エンジンはノーマルのまま」だそう。
その正体を知ってしまうと残念ではありますが、これが市販されていたら、アルファロメオ4Cの将来も変わっていたのかもしれません。
FCAヘリテージ・ハブはこんなところ
なお、このFCAヘリテージ・ハブは新しくオープンした施設だと紹介され、FCA(フィアット・クライスラー・オートモビル)が発売してきたモデルや、お蔵入りになったクルマ、試作車などを保管・展示しているスペースのようです。
動画を見るに、その保管台数は相当なもの。
ハマーみたいなフィアットも。
ベルトーネ・ヌッチオがコンパクトカーになったかのようなクルマ。
これは微妙に面白いクルマ。
フロントとリアのデザインがシンクロしています。
宇宙船?
ホットロッドのような、スーパーセブンのような奇っ怪なクルマ。
それでは動画を見てみよう
こちらが「行ってみたい」と思わせるFCAヘリテージ・ハブの様子を収めた動画、「TOP 10 al FCA HUB Heritage | Fiat, Alfa e Lancia IN o FUORI classifica!」