| ダウンフォースの獲得にはかなり注力。それだけ出力が向上していると思われる |
何かと話題の新型車、「BMW M2 CS」。
BMWは現在「M」モデルを拡充しており、つまりはMブランドを最大限に活用する意向です。
たとえば通常のラインアップにも「M850」「M40i」といった感じで「M8」や「M3」とは異なるMシリーズを設けており、さらに「M」シリーズにも「CS」や「CSL」といったハードコアモデルを積極的に投入する計画を持っています。※投入の可否は別として、すでに1〜8シリーズまでの「M」「CS」「CSL」を商標登録していると報じられている
「CS」とはクーペのみに与えられる称号だったが
なお、CSとは「Coupe / Sport」の意味で、「CSLは「Coupe / Sport / Lightweight」を表します。
BMWは「CS」を投入するにしてもより運動性を重視したモデルにしか設定しない(つまりSUVにCSはない)と語っていますが、4ドアのM3にも「CS」が追加されており、もともともC=クーペ、というところは今後再定義されるのかもしれません。
なお、これ(ラインアップ拡大)は「AMG」についても同様で、これまでになくAMGモデルの「上と下」両方が拡大していることからも、いずれのメーカーもハイパフォーマンスモデルを積極投入しているという事実を見て取れますが、これは「ハイパフォーマンスモデルは高い値付ができるので儲かる」ということを意味します。
それはともかくとして今回のM2 CSとみられるクルマにつき、BMWは今のところM2 CSについて明確に発売を示したわけではなく、しかし「ほぼ登場確定」とも言われるニューモデル。
そしてこのM2 CSとみられるプロトタイプを見るに、大きな変更点はフロントバンパー。
下部が大きく張り出していて、センター部はとくに通常のM2とは大きく形状が異なります。
カモフラージュはボディ全体に渡って念入りに行われ、もしかすると「ワイドフェンダー(M2の前後フェンダーはただでさえワイド)」が与えられるのかも。
そしてリアにはダックテールスポイラー。
GRスープラのように、中央部に向けて延長される形状です(Z4もよく似たダックテールスポイラーを持っていて、これからBMWはこの形状を積極採用するのかも)。
テールランプの中央にはスリットが入り、これは現行M2とは異なる意匠。
発光したところを見るに、「OLED」なのかもしれませんね。
まだまだM2 CSについて判明していることは少なく、これまで報じられている内容だと「カーボンルーフ採用」「エンジン出力は445馬力」「トランスミッションはDCTもしくはマニュアルが選択可能」。
ただ、いずれも「ウワサ」なので実際どうなるのかは不明です。
なお、撮影場所はニュルブルクリンク近郊のガソリンスタンド。
ここには多数のクルマが給油に来るようで、メルセデス・ベンツ、BMWなど多数のプロトタイプが動画に収められています。
それでは動画を見てみよう
こちらが給油所にて、これまでにないほどBMW M2 CSプロトタイプに接近し、そのサウンドを捉えた動画、「BMW M2 CS Driving around the Nurburgring!!! Closeups & Engine Sound!」。