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ホンダ初のEV、ホンダeの詳細がちょこっとだけ公開。プラットフォームは専用設計、重量配分は50:50、駆動輪はなんと後輪

2019/06/16

| ある意味では今のホンダで一番スポーツカー的 |

先日欧州にて予約の受付を開始したホンダ初のEV、「ホンダe」。
予約開始時はその詳細が不明であったものの、今回ホンダがその内容について公開しています。

なおEVについてはホンダeに限らず、「詳細不明」「価格も不明」のまま予約を開始することがありますが、それでも「数千から数万」の申し込みがあることには驚かされます。

ホンダeは専用設計のプラットフォームを持っている

ホンダeは、既存のガソリン車用プラットフォームを流用したクルマではなく、EVとして専用の設計を持つことが特徴。

たとえば日産リーフ(初代)は既存プラットフォームの一部を改修してEV用に転じたものですが、ホンダeの場合はEV専用設計なので、テスラのように「ホイールベースの間のフロアに」バッテリーを敷き詰めることが可能です。

これによって重心が低くなるほか、重量配分を(ある程度)自由にコントロールできることになりますが、ホンダeでは実際に前後重量配分が50:50に。
そしてサスペンションは4輪独立懸架となる上、駆動輪は「後輪」。

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つまりホンダeは「EVではあるものの」低重心、前後重量配分50:50、後輪駆動という、スポーツカーとして好ましい要件を備えるようですね。

ちなみにこちらはテスラのシャシーですが、ちょうどこれと似たような構造を持ち、そしてフォルムスワーゲンIDシリーズもこれに準ずると思われます。

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おそらくホンダは今後、このプラットフォームをベースにしたクルマをいくつか出してくると思われ、その中には「スポーツEVコンセプト」が含まれる可能性もありそうですね。

「EV」ということでついつい見くびってしまいがちですが、ともするとホンダのEVシリーズはかなり高い運動性能を発揮することになるのかもしれません(画像を見ると4WD化もできそう)。

なお、ホンダeのバッテリーは35.5kWhリチウムイオン、冷却方法は「水冷」。
充電方式はType2 ACとCCS2 DC急速充電器に対応するとのことですが、日本に入ってくる場合は当然チャデモ方式にも対応することになるだろうと考えています。

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一回の充電あたりの走行可能距離は200キロとかなり短く、しかしこれ(バッテリー容量が小さい)によって低価格を実現したのでしょうね。
そしてバッテリーの80%を充電するのに必要な時間は30分とのことですが、こちらも競合他社にはやや劣る数字。
しかしこちらも低価格化に寄与していると思われ、ホンダが「あえて」コストをかけなかった部分なのだと思われます。

リアのドアノブはこんな感じでピラーにインテグレート。
これによって2ドアのようなスポーティーなルックスを実現しています。

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現在ホンダeには31,000件の予約が入っているといい、相当な人気を誇ることがわかりますが、実車は今年7月に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで発表されると言われ、そこからはさらに予約が伸びそうでもありますね(たしかに情報が多くなるにつれ、ちょっと欲しくなってきた)。

生産は今年末から行われ、納車は来年の頭からとも報じられています。

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