| アルファロメオは「オンロード」にフォーカスすることで他社SUVとの差別化を図ろうとしている |
アルファロメオ・ステルヴィオのフェイスリフトモデルがテスト中。
日本ではステルヴィオの導入が本国発表からやや遅れたために「つい最近」発表されたように思いますが(実際にその発表は2018年6月)、順当に考えると来年あたりにモデルライフ中盤のマイナーチェンジが施されてもおかしくない頃となります。
なお、今回目撃されたのはハードコアモデル「クアドリフォリオ」ではないようですね。
新型アルファロメオ・ステルヴィオの変更は微小?
今回のプロトタイプを見ると、前後バンパー、そしてフロントフード中央にカモフラージュが施され、ルーフ上にはなんらかのセンサーらしきものを装着しています(アルファロメオのエンブレムも隠されている)。
ただ、カモフラージュ越しでも「ほぼ現行モデルと変わらない」ようにも見え、このモデルについての「ナゾ」は深まるばかり。
なお、アルファロメオ・ステルヴィオは現在「ニュルブルクリンク最速」SUV。
現在これにチャレンジする猛者は現れず、王者の入れ替わりが激しいニュルブルクリンクにおいて、ここしばらく王座を守り続けています。
そして各社のラインアップを見る限り、今後もしばらくステルヴィオの王座は安泰だと思われるものの、話題作りも兼ね、アルファロメオは新型ステルヴィオ・クアドリフォリオにて「自身の記録更新」に挑むかもしれませんね。
加えてアルファロメオは新型SUVとして「トナーレ」を発売する計画を持っており、さらには上位セグメント、さらにコンパクトなSUVの発売までをも計画しているといい、つまりアルファロメオのSUVは「合計4種類」にまで拡大する可能性も。
そして競合の多いSUVセグメントにおいて、「ニュルブルクリンク最速」の称号は大きなインパクトがあり(実際にアルファロメオはこれを強く前面に押し出している)、あえてオフロード性能ではなく「オンロード性能に優れる」SUVという展開を行うのかもしれません。
「オンロード性能に優れるSUV」というのはなんとなく奇妙ではありますが、単に「背の高い、スペースユーティリティに優れるスポーツカー」ということになり、このあたりジャガーF-PECEと同じような性質ということになりそうですね(ジャガー自身、F-PACEはオフロードではなくオンロードにフォーカスした、とコメントしている)。
VIA:Motor1