| M5はフェイスリフトの時期にしては早すぎる? |
最近、やたらと活発なBMW。
一部では車種の統廃合などが報じられていますが、そのぶん生き残るモデル、ニューモデルにはかなりの投資を行うと見え、今回「M5フェイスリフト」「5シリーズ・ツーリングのフェイスリフト」「i4」のプロトタイプが目撃されています。
BMW i4は「グランクーペ」風のボディにてテスト中
まずはBMW i4について、これは「テスラ・モデル3」の対抗となる(と言われる)新型車。
「i」と名がつく割には普通のルックスを持っていますが、先日「次期7シリーズにはフルエレクトリックモデルが用意され、i7を名乗る」という話が出てきていて、これが事実とすれば、今後BMWは各シリーズの中にピュアエレクトリックモデルを投入し、それらには「i」という名称が与えられることになるのかも。
今回のスパイフォトを見ると、ボディパネルやヘッドライト、テールランプは「フェイク」のように見え、つまり発表や発売はまだ先になるのかもしれません(一説では2021年だとされる)。
フロントに採用されるブレーキキャリパーは結構大きく、かつ対向ピストンを採用していて、つまりこのクルマが「それなりのパフォーマンス」を誇ることを意味しているように思います。
なお、リアサスペンションの付け根にはデフケースのようなものも見え、冷却のためのフィンのようなものも。
まだまだスペックは調整中だと思われるものの、現段階では一回の満充電あたり走行可能距離は600キロ、0-100キロ加速は4秒、最高速度は200km/h(おそらくリミッターによって制限)だと言われているようですね。
フェイスリフト版M5が目撃されるのは「初」
そしてつい最近発表されたばかりに思えるBMW M5ですが(現行F90世代は2017年8月に発表)、スパイフォトを見るに、変更内容はかなり小さいように思えます。
フロントバンパー、キドニーグリル周辺がカモフラージュされ、つまりはこのあたりが新しくなると考えられますね。
あまりに早い変更のタイミング、そして変更範囲が「キドニーグリル周辺」ということを考えると、このM5は「イヤーモデルごとの変更」という扱いなのかもしれませんし、イヤーモデルと言えども「BMWはキドニーグリルを変更したい」のかもしれません(BMWは近年、キドニーグリルを大きくするなど、異常なこだわりを見せている)。
なお、リアに変更は無いようですね。
5シリーズ全体がフェイスリフトの時期に
そしてこちらは5シリーズ・ツーリング(ワゴン)。
やはりフェイスリフト(マイナーチェンジ)モデルと目されるプロトタイプですが、こちらはM5とは異なって変更範囲がかなり広いと見え、フロントだとヘッドライト、キドニーグリル、バンパー、そしてリアだとテールランプにテールゲート、リアバンパーが変更される模様。
5シリーズ・セダンは2016年10月、5シリーズ・ツーリングは2017年2月の発表なので、順当に行くとフェイスリフトの時期だと言えますね。
なお、BMWののデザインはここ数年で、とくにX2以降は大きく変わっていて、5シリーズ(G30/G31)はそういった変更の「直前」に当たる世代ではないか、と認識しています。
よって、このタイミングで一気に「最新のデザイン言語」に揃えらるのかもしれません。
VIA:CARSCOOPS, Motor1