| セレブの乗るクルマはそのカスタム内容も一味違う |
モナコのカジノ・スクエアに集まったスーパーカー/ハイパーカーを収録した動画が公開され、それらの総額が約60億円にも達するとして話題に。
カジノ・スクエアとは「グラン・カジノ」前の広場を指しますが、F1モナコGP(市街地サーキット)における見どころの一つとして知られます。
なお、グラン・カジノはモナコ国営カジノで、モナコの中心市街、いわゆるモンテカルロ区にそびえ立っています。
モナコはこういった土地柄だ
そこでなんらかのイベントが開催されたようで、今回ユーチューバーが「3時間でこれだけのスーパーカー/ハイパーカーが集まった」という動画を(15分にまとめて)公開していますが、その内容がまさに驚きそのもの。
モナコは非常に小さい(国連加盟国では最小)ではあるものの、タックスヘイブン(所得税がかからない)ということで多くの著名人が住んでおり、ルイス・ハミルトンほか、F1ドライバーも昔から多数居住していますね。
しかしながら、税金がかからないといっても地価や物価が異常に高く、その土地代を支払い、物価の高さも許容できるほどの富豪、つまり年収数十億円程度でないと「住むのに割に合わない」ため、必然的にモナコに住んでいるのは「ビリオネア」ということに。
そして、そういった富裕層を対象としたスーパーカー含む高級品の見本市「トップマルケス」が開催されることでも有名で、ここでは超少量生産自動車メーカーなど、一般にはまず出回らない(というか一般人には買えない)クルマも多数出展されているようです。
そのほか、最近だと「ランボルギーニ・マルツァル」が”51年ぶりに”2度めのモナコを走ったことも記憶に新しいところ。
今回、グラン・カジノにはこういったクルマが集まった
そこでモナコの国営カジノ、「グラン・カジノ」に集まったクルマたちを見てみましょう。
まずは「セレブといえば」のランボルギーニ・アヴェンタドール。
マットブラックのボディカラーを持ち、ホイールやエアロパーツが交換されているようですね(ノヴィテックTORADOのようにも見える)。
フェラーリ488ピスタ、そして奥はランボルギーニ・アヴェンタドール50thアニヴェルサリオ。
488ピスタはマットブラックにイエローという珍しい組み合わせで、ブレーキキャリパーやシートもイエローですね。
パガーニ・ゾンダC12 Fロードスター。
ケーニグセグ・アゲーラ。
マンソリーチューンのランボルギーニ・ウルス、そしてその奥にはブガッティ・シロン。
なんとシロンは6台も駐車されています。
ラ・フェラーリ。
イエローとブラックの2色でまとめられています。
ガルフカラー?のマクラーレン720S。
前を走るのはスリングショット?
後ろはメルセデスAMG G63 6×6(これも複数台見られる)ですが、この2台のカラーが同じなので、身内同士なのかも。
多いなウルス!
とにかくウルスは多く(最低でも7台は出てくる)、かついずれもマンソリーやトップカー製のパーツにてカスタムされています。
なお、ウルスに限らず、全体的に中東ナンバーが多いようですね。
そのほか、動画ではポルシェ918スパイダー、ポルシェ911GT2 RS、ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ、メルセデスAMGブラバスG900ワイドスター、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ、メルセデス・ベンツSLRマクラーレン、マクラーレン675LT、メルセデス・ベンツ・ブラバスB63S 700、ロールスロイス・カリナン、ポルシェ911ターボSエクスクルーシブシリーズ(もっとも高価なポルシェ911ターボ)、ロールスロイス・ファントム・ドロップヘッドクーペ、ベントレー・ミュルザンヌ等が登場。
こういった「セレブの集まり」にやってくるSUVというとメルセデス・ベンツGクラスが定番でしたが、ロールスロイス・カリナン、ランボルギーニ・ウルス、ベントレー・ベンテイガは「Gクラス以外ではじめて」こういった場に入場が許されるSUVなのかもしれませんね。
もうちょっとするとアストンマーティンDBX、フェラーリのSUVが発売されますが、そうなるとまたカジノ・スクエア前の風景も変わるのかもしれません。