| BMWはおそらく本気でこの巨大グリルを採用するだろう |
BMWはショッキングな「コンセプト4」を発表していますが、これは4シリーズのプレビューと言われており、とにかくビッグなキドニーグリルが特徴。
コンセプト4発表前には、フロントグリルにカモフラージュが施されたM3のプロトタイプが目撃されており、そのM3プロトタイプはカモフラージュ越しにも「縦長の巨大グリル」がチラリと見えたわけですね。
しかし、多くの人は「まさかそんな大きなキドニーグリルを持っているわけはないだろう」と考えていて、しかし今回なんとコンセプト4では、誰もが「そんなわけはない」と思っていたフロントグリルが披露されることに。
もはやBMWのデザインは理解を超え始めた
そんなワケで今回、CGアーティストのマイク・マラヴィーヤ氏が「キドニーグリルを小さくする」というレンダリングを作成。
これまで「キドニーグリルを大きくデザインする」というレンダリングは数あれど、逆に「小さくする」のは見たことがなく、その意味ではかなり新鮮だ、と思います。
レンダリングを見る限りでは、BMW本家が公開したコンセプト4よりも今回公開されたレンダリングのほうがずっとスマートに見えますね。
本当にBMWはこの顔で4シリーズを発売する?
そして気になるのが「本当にこのサイズのグリルで4シリーズを発売するのか」。
BMWは7シリーズにて巨大グリルを採用し、そこで大きく批判されることに。
しかしその後もX5に大きなグリルを再度与え、「スポーツモデルでは大きなグリルを採用しない」といっていたにも関わらずコンセプト4では巨大グリルを用いています。
もうここまで来るとBMWは消費者に対して挑戦状を叩きつけているとも考えられ、予想としては「本当にこの顔で発売してくるだろう」と考えています。
ちなみにこれまでの「コンセプトZ4」「コンセプトM8」「コンセプトX7」もほぼそのままの姿で市販化されているので、コンセプト4もその例に漏れないと考えるのが妥当かもしれません。
なお、BMWは80年以上も前に「328」で縦長グリルを採用しており、今回4シリーズで同様の形状を採用するエクスキューズにもなりそうですね。
一部では「クリス・バングル以来の大事件」とも
なお、一部BMWファンの間で囁かれているのがコンセプト4について「クリス・バングルの再来」。
クリス・バングルは1992年にBMWへ加入し、1999年にはZ9(コンセプトカー)を発表し、その後に衝撃作である7シリーズ(E65/E66)やZ4(E85/E86)を発表。
そのデザインはなんせ好き嫌いが分かれるもので、そのあまりの奇抜さ、エグさから「クリス・バングルは、BMWのライバル会社が、BMWのデザインを破壊するために送り込んだ刺客である」という陰謀説がまことしやかに囁かれたほど。
そして現在のBMWにおけるデザインも消費者に対して「愛するか、立ち去るか」を共用するものであり、そこが「クリス・バングルのデザイン」をリマインドさせるのだと思われます。
VIA: Mike Maravilla