| しかも床は透明で地面が見える |
超レアカーというか珍車のレポートを続けてくれている女流自動車系ユーチューバー、スーパーカーブロンディさん。
他のユーチューバーに比較しても圧倒的に希少かつ貴重な車に試乗しており、よほど優秀なマネージャーがついているのかもしれません。
そして今回レビューを届けてくれるのは、シトロエン(DS)が2018年に発表したコンセプトカー、「DS X E-Tense」。
シャシーとボディはカーボンファイバー
DSは「E-tense(イーテンス)」なる一連のコンセプトカーを発表していますが、いずれもキワモノ揃い。
今回のX E-Tenseについては「左右非対称」という、クルマにあらざるべき構造を持つ一台です。
とにかくフランス人はケッタイなコンセプトカーを多数発表していますが、とくにDSはその珍妙度がブッチギリで、このX E-Tenseはその集大成と言えるかもしれません。
DSによると、このX E-Tenseは2035年のラグジュアリーを表現したドリームカーで、「比類なき洗練性を持つ」クルマ。
DSは自身をして”フランスの「サヴォアフェール(機知)」を代弁する存在”であり、豊かで詩的創造性に満ちたクルマづくりを追求している、と表現。
つまりサヴォアフェールに富み、詩的なクルマがこのX E-tenceそいうことになりそうです。
なお、X E-Tenseは上述のように左右非対称ですが、ドライバー、同乗者が乗るのはそれぞれの個室(コクーン)。
ドライバー側はオープンコクピット、同乗者側は前後タンデム式、そしてグラスキャノピーで覆われています(つまりドライバーと同乗者とは会話ができない)。
そして運転席側は「ディフへドラルドア」採用で、内装色はミレミアムブルー。
運転席に座るとこう。
ちなみに床はシースルーで、地面を見ることも可能(電気的に床の透明度を変更できるので、不透明にもできる)。
センターのメーターはこんな感じ。
基本的に自動運転を前提としたクルマなのでインターフェースは最小です。
すべての操作はタッチで終了し、ホログラム式のパーソナルアシスタントを備えるという「設定」です。
助手席側はガルウイングドアを採用し、内装色はルージュ。
助手席側の後ろに座るとこう。
シートはマッサージ機能付きで、後方にはウミユリのモチーフが配されています。
そして実際に走行。
X E-Tenseはピュアエレクトリックカーで、モーターは2個。
通常時の出力は540馬力、サーキット走行時には1,360馬力を発生する、という設定です。
こんな感じで「自分はオープン」、「助手席の人はグラスキャノピーの中(キャノピー内側に人が乗っているのがわかる)」。
VIA: Supercar Blondie