マツダが新型CX-8発表！上級SUV、そしてツアラーとしての資質を向上させる質実剛健なマイナーチェンジ

｜　マツダのクルマづくりはいつだって真面目　｜

マツダがマイナーチェンジ版となる新型CX-8を発表。
受注開始は10/23、発売は11/28から。
CX-8は2013年にブランニューモデルとして誕生していますが、今回のマイナーチェンジでは「多人数車でも美しい、走りもデザインも洗練された、大人のロングツアラーとして、利便性や快適性を向上」させたことが特徴です。

具体的には、電動ガラスサンルーフの追加、そしてノーマルルーフであっても塗布型制振材の追加によって「雨の日でも、雨がルーフを叩く音が静かに」。
ちなみに雨の日、とくに雨が大粒だとその音が非常に気になるもので、以前に乗っていたレンジローバー・イヴォークは「雨の日には、雨が鉄板を叩く音がうるさく、しかも安っぽい音だったな・・・」ということを覚えています（そのため、ルーフ内張りを剥がし、制振材を入れようかと考えていたくらい）。

近年のマツダはとくに静粛性に力を入れていて、MAZDA3やCX-30でもそれはひとつの「売り物」となっていますが、マイナーチェンジされるモデルには順次この「塗布型制振材」が採用されることになるのかも。

かゆいところにまで手が届くマイナーチェンジ

そのほか、サブトランスボックスの容量拡大も意外と大きな変更点で、これによってサンシェードなどのアウトドアグッズをそこへ収納できるようになったり、機内持ち込みサイズのスーツケースであれば、3列目シートを使用していても「4個」収納できるように。

世の中には3列シートSUVが多々あれど、3列目シートを使用すると「何もモノが載らない」といったことになる場合も多く（人は乗っても、レジャー用品を収納できない）、その点新型マツダCX-8は非常に優秀なツアラーだということになります。

さらには「Exclusive Mode（エクスクルーシブ・モード）」が追加され、2列目キャプテンシートに「マツダ車初の」電動スライド&リクライニング機構やベンチレーション機能が追加。
L packageだとキャプテンシートの表皮がナッパレザーとなるほか、ベンチシートを選択した場合は「ワンタッチウォークインスイッチ」も設けられ、高級感と実用性も向上しているようですね。

そのほかはセンターディスプレイを7インチから8インチへサイズアップさせ、3列目シートに充電用USB端子を追加するなど、細かいところで快適性・利便性の向上を図っており、「質実剛健な」マイナーチェンジだと言えそうです。

新型マツダCX-8のパワートレーンはこう変わった

新型マツダCX-8のAWD車には「オフロード・トラクション・アシスト」が新たに採用され、悪路でスタックした際の脱出性能を向上。
エンジンについてはSKYACTIV-G 2.5モデルにAWDを、SKYACTIV-G 2.5Tモデルに2WDを追加設定し、全てのモデルにおいて2WDとAWDが選べるようになっています。

なお、CX-8は2018年度における「3列シートSUV販売台数ナンバーワン」。
今回のマイナーチェンジでは、さらにその優位性を拡大することになりそうですね。

新型マツダCX-8のグレード・価格はこうなっている

VIA:MAZDA