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マツダが新型ロードスターと見られる次世代スポーツカーに関する特許を出願。超軽量な次世代骨格を採用し「バタフライドア」の採用が期待される

ジンクグリーンメタリックのマツダ ロードスター(テールランプ)
Life in the FAST LANE.

| マツダは次々と新型スポーツカーに関する特許を出願 |

アイコニックSP市販モデル、次期ロードスターとの間で設計を共有しコストの平準化を狙う可能性

ライトウェイトスポーツカーの金字塔として世界中から愛され続けているマツダ ・ロードスター。

「人馬一体」を掲げるこの名車がいかにして次世代へ進化を遂げようとしているのか、世界中のファンがその動向に注目しているという状況ではありますが、今回判明したマツダの新たな特許文書からは、開発が着実に進んでいることを証明すると同時に、現代の厳しい安全基準をクリアしながら軽量コンパクトなボディを維持するという「技術的な難題に対する革新的なアプローチ」を模索していることが明らかに。

ここでマツダのエンジニアリングスピリットが凝縮された”新シャシーの最新情報”を見てみましょう。

この記事の要約

  • マツダが申請した新たな特許から、次世代スポーツカー(次期MX-5/ロードスター)開発の進展が判明
  • 安全基準の強化と軽量・コンパクト化を両立するため、パイプ状構造ではなく「リブ付き鋳造フレーム」を用いた新骨格を採用
  • バタフライドア採用の示唆やコンセプトカー「Iconic(アイコニック)SP」とのシャシー共有など、将来の製品ラインナップ展開に大きな期待
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Mazda

マツダ次世代スポーツカーの概要

今回捕捉された特許は、車輪支持部からフロントバルクヘッド(足元周辺の隔壁)に至るフロント構造に関するもので、ダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションを備え、ルーフトップを持たないフロントエンジン・リアドライブ(FR)のレイアウトである点から、これが次期ロードスター(NE型)に向けた開発であることが確実視されています。

すでに現行モデルでも徹底した軽量化が施されているロードスターではありますが、次世代型では厳格化する衝突安全基準に対応しつつ、重量増加を最小限に抑えるという過酷なハードルが課されており、マツダは車体構造そのものを根本から再構築することでこの矛盾する課題に対処しようとしているわけですね。

特許の内容

特許文書から読み取れる最大の特徴は、従来の鋼板プレス成型から「鋳造(キャスティング)フレーム構造」への移行であり、従来はクラッシュロード(衝撃荷重)を受け止めるために車体後方へ行くほどフレーム断面を拡大させる必要があったものの、これがスペースを圧迫し、ワイパーやブレーキブースター、排水路の配置を阻害していたという現実があったもよう。

マツダ・ロードスターのドアミラー
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マツダの新アプローチでは、角パイプ形状ではなく強度を高めるリブ(補強肋)を網の目状に施した「薄型・幅広」のプレート形状を採用することを示唆していて、下方から見るとエッフェル塔のように裾広がりとなり、断面が「U字型(エプロン型)」に成形されます。

このU字構造の内側空間にブレーキブースターなどの部品を効率よく納めることで剛性・安全性向上とパッケージングのコンパクト化を同時に達成している、というわけですね(ただし軽量・コンパクトとのトレードオフにて、整備性の悪化、事故の際の修理コスト上昇が懸念されるが、それは仕方がない)。

項目詳細・技術的特徴
対象車両次期MX-5(ロードスター)および派生スポーツモデル
駆動方式フロントエンジン・後輪駆動(FR)
サスペンションフロント:ダブルウィッシュボーン式
新構造技術リブ付き鋳造フレーム(U字型断面エプロン構造)
主なメリット衝突安全性の向上、高剛性化、補機類の効率的格納、軽量化
デザイン示唆バタフライドア(蝶のように跳ね上がるドア)の採用構造も記載

なお、マツダは少し前に同構造を用いた特許図面において「バタフライドア(跳ね上げ式ドア)」機構を示していますが、もし次期ロードスターにバタフライドア(ディへドラルドア)が採用されることになれば、非常に大きな話題を呼ぶこととなるのかもしれません(バタフライドアの採用は今回の特許と関連する”スペース上の制約”を解決するものであり、デザイン上の理由からではない)。

参考までに、ジャパンモビリティショー2023で公開された「Iconic SP」もやはりバタフライドアを採用していますが、これは今思うと「ここ最近、立て続けに出願されている特許を先取りしたものであった」のだと考えることも可能です。

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競合比較・市場での位置付け

ピュアスポーツカー市場では、電動化や安全装置の搭載に伴う「車重増加」が避けられない課題となっていて、競合する他社スポーツカーの多くが排気量アップやターボ化、あるいはハイブリッド化による重量増を大パワーでカバーする傾向にあるのに対し、マツダは「エンジニアリングによる徹底した軽量・コンパクト化」にこだわり続けています。

特に今回の鋳造プレート構造は、プレミアムスポーツカーに用いられるような高コストなコンポジット素材に頼り切ることなく、Mass(量産)の技術枠組みの中で最良の操縦安定性と軽量化を実現しようとするマツダ特有のこだわりが感じられるものであり、「まさにマツダらしい」特許でもありますね。

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補足情報

この最新特許から見えてくる将来のプロダクト展開には大きく分けて3つの可能性が考えられ・・・。

  1. 次期ロードスターが「Iconic SP」風のデザインを採用する
  2. Iconic SPがロータリーEVではなく、純ガソリン車/通常のパワートレインで市販化される
  3. ロードスターとIconic SPの2モデルが登場し、かつてのNC型MX-5とRX-8のように基本シャシーを共有する

ファンの間では(当然ながら)3つ目の「プラットフォーム共有による2つの名車の復活」に最も強い期待が寄せられていて、いずれの形であれ、マツダが本気のライトウェイトスポーツ精神を絶やさず未来へ繋ごうとしていることは間違いないものと思われます。

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結論

マツダの最新特許は厳しい現代の安全基準やスペース制約と戦いながらも「走りの情熱」を守り抜こうとするエンジニアたちの飽くなき挑戦を証明するもの。

市販モデルとしての姿を見るまでにはまだ数年の歳月を要すると予想されますが、ライトウェイトスポーツの伝統を正しく受け継ぐ次世代モデルの完成に向け、今後の続報を楽しみに待ちたいとというところでもありますね。

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参照:CARBUZZ

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