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マツダ「次世代ロードスターが電気自動車になることをファンの誰もが求めていません。求めているのは純粋なアナログ感覚です」

マツダ ロードスターのステアリングホイール
Life in the FAST LANE.

| 次世代モデルの電動化と軽量化への挑戦 |

それでも次期ロードスターは「なんらかの電動化」を避けることはできない

登場から10年が経過した現行(ND型)マツダ・ロードスター(海外名:MX-5)。

次期モデルへの関心が高まる一方、多くのファンやライトウェイトスポーツカー愛好家が懸念しているのが「電動化(EV化)」による重量増加や走りのフィーリングの変化であると思われます。

しかし、ファンが抱くそうした不安をマツダ自身も十分に理解しているというのが今回のニュースであり、マツダの幹部から「市場や顧客が真に求めているのはEV化されたロードスターではなく、軽量でダイレクトな走りを楽しめる伝統的なパッケージングである」という本音が明かされることに。

ここでは、マツダ幹部の発言や最新動向をもととして、次世代ロードスターが目指す方向性、そして電動化時代におけるマツダの情熱と挑戦について考えてみましょう。

マツダ ロードスター(ND、ジンクグリーンメタリック)〜リア
Life in the FAST LANE.

この記事の要約

  • マツダ豪州法人の幹部が、顧客から求められているのはEVではなく「純粋なアナログモデル」であるという認識を明らかにする
  • 現行ND型はデビューから10年が経過した現在も北米等で前年超えの売れ行きを見せており、基本コンセプトへの高い支持が証明されている
  • 毛籠勝弘社長は将来的な電動化対応を認めつつも、目標車重を1,000kg〜1,200kg程度(2,200〜2,650ポンド)に設定し、軽量化を最優先する姿勢を維持している
  • マツダは内燃機関を軸としつつ、厳格化する環境・安全規制と軽量スポーツカーの走りの歓びとの両立を目指している
マツダ ロードスターのテールランプ
マツダ社長が「次期(NE)ロードスターは電動化がなされる」とコメント。それでも車重1,000kg台を死守、さらには「フラッグシップスポーツ」構想を明かす

Life in the FAST LANE. | いまだに新型ロードスターについては様々なウワサが絶えないが | 電動化を果たしつつ「車体重量1,000kg」が達成できれば、それは一つの革命である 「 ...

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マツダ・ロードスター(MX-5)の最新動向と「ファンの声」

「ロードスターのEV版がいつ手に入るのかといった質問は受けていない。顧客が知りたいのは『いつ次世代の純粋なアナログモデルを手に入れられるか』だ」

マツダの豪州法人 CEO ヴィネッシュ・ビンディ(Vinesh Bhindi)

現行ND型ロードスターはデビューから10年が経過しているにもかかわらず、その人気はまったく衰える気配を見せておらず、実際に米国市場における2026年時点の販売実績でも前年同期比4.1%増を記録しており、より新しくパワフルな競合車であるトヨタGR86やスバルBRZを上回る実績を残しています。

マツダ ロードスター(ND、ジンクグリーンメタリック)〜リア
Life in the FAST LANE.
マツダ ロードスターのインテリア
マツダ・ロードスターは今月で販売120万台を達成。ND世代になってからはじめてモデルチェンジで販売が伸び、マツダの思想がいかに正しかったかが証明される

| ちなみにマツダ・ロードスターはポルシェ911と同時期に100万台を達成し、そしてまた同時期に120万台を達成 | さらにロードスターは「もっとも売れたオープンスポーツ」としてギネス記録にも認定され ...

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1989年の初代(NA型)誕生から一貫して守られてきた「軽量」「クラシックなスタイリング」「意のままに操れるハンドリング」「過剰すぎないエンジン」という明確な方程式こそが、長年にわたり世界中で愛され続ける最大の理由であるとも考えられ、マツダ自身もその「方程式」こそが正解であると認識している、というわけですね。

マツダ・ロードスターのヘッドライト
マツダ・ロードスターの37年:1989年の「初代NA」と2026年「最新ND」では何が変わったのか。「+110万円」「13馬力アップ」「重量はほぼ同じ」

| マツダ・ロードスターほど「当初のコンセプトに忠実」なスポーツカーはほかにないかもしれない | その理由は「独自の、そして確固たるポジション」を構築しているからなのかもしれない マツダ・ロードスター ...

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次期型(NE型)のスペック予測と電動化へのアプローチ

マツダの毛籠勝弘社長は、次期ロードスターが将来的な電動化に対応できるプラットフォームを備える必要があると言及していますが、ただし、それがマイルドハイブリッド(MHEV)なのか、ストロングハイブリッドなのか、あるいは完全EVなのか具体的なパワートレインの時期や形式については明言していないというのがいま現在(ただし様々な可能性は示されている。MT存続を考慮すればマイルドハイブリッドが最適解かもしれない)。

現在明らかになっている次期型の開発目標および主要スペックの予測は以下の通りです。

項目現行モデル(ND型)次期モデル(NE型・予測)備考
車両重量約990kg〜1,110kg約1,000kg〜1,200kg(目標値)競合のGR86/BRZ(約1,270kg〜)よりも軽量を維持
パワートレイン1.5L / 2.0L 直列4気筒 ガソリン内燃機関(ガソリン)+マイルドハイブリッド初期モデルは内燃機関主軸の可能性が高い
駆動方式FR(フロントエンジン・後輪駆動)FR(フロントエンジン・後輪駆動)伝統の50:50前後重量配分を維持
トランスミッション6速MT / 6速ATMT(マニュアル)継続の可能性極めて高走りの歓びを優先
マツダ ロードスターのホイール
Life in the FAST LANE.
マツダ・ロードスターのテールランプ
次期ロードスター(NE)開発の核心が語られる。マツダが誓う「DNAの死守」とファンへの約束とは。なおフェラーリ「ルーチェ問題」にも言及

| マツダによれば、フェラーリとの衝突は一切無いようだ | 一方、次期ロードスターは「ロードスターのDNAを失わない マツダのアイコンである「MX-5(ロードスター)」の次世代モデル開発が加速しており ...

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マツダは安全基準の厳格化や車体構造の強化に対応しつつ、重量増加を最小限に抑えるための革新的な特許技術を多数申請していることも度々報じられ、初期型においては内燃機関をベースとした軽量なパワートレインが採用されるものと見られています。

ジンクグリーンメタリックのマツダ ロードスター(テールランプ)
マツダが新型ロードスターと見られる次世代スポーツカーに関する特許を出願。超軽量な次世代骨格を採用し「バタフライドア」の採用が期待される

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競合比較とライトウェイトスポーツカー市場での位置付け

電動化の波が押し寄せるスポーツカー市場において、ロードスターの位置付けは一層際立っていて・・・。

  • 競合スポーツカー(トヨタ GR86 / スバル BRZ)との比較:GR86やBRZは2.4Lエンジンを搭載し、ロードスターよりもパワーと日常の使い勝手に優れる存在。しかし車両重量は1,200kg台後半となり、1,000kg前後のロードスターが提供する「軽やかでダイレクトな人馬一体感」とは異なるフィーリングを持っている
  • 次世代EVスポーツカー(ポルシェ718 EV、アルピーヌA110など)との比較:他社がハイパワーかつ大容量バッテリーを搭載した高額なEVスポーツカーへと舵を切るなか、マツダは手の届く価格帯と圧倒的な軽量化にこだわり続けている
  • ケータハムの存在:ケータハムは「超軽量」なEV、プロジェクトVの開発を推進中。しかしこちらは「ピュアEV」であり、ロードスターの持つアナログ感覚とは異なるフィーリングを持つ存在で、かつ価格についても「かけ離れた」レベルになると推測される
マツダ ロードスター(ND、ジンクグリーンメタリック)〜シート
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GR86より軽いEVが「本当に」誕生する可能性。HKSも開発に協力、ケータハムが「Project V」のプロトタイプをオートサロンにて公開予定
GR86より軽いEVが「本当に」誕生する可能性。HKSも開発に協力、ケータハムが「Project V」のプロトタイプをオートサロンにて公開予定

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マツダの執念と「人馬一体」への確信

マツダは良い意味で非常に「頑固」な自動車メーカーで、過酷な排出ガス規制や効率性の課題に直面しながらもロータリーエンジンを発電用としてMX-30 R-EVで復活させた実績がその姿勢を物語っています。

環境規制への対応は不可避であるものの、マツダは「ロードスターの本質(人馬一体の走りと軽量性)」を犠牲にしてまで安易なEV化に走ることはないものと考えられ、過去4世代すべてにおいて名車を生み出してきたマツダの開発陣は、ファンが何に惹かれているのかを誰よりも理解していると考えていいのかも。

よって次期型においても、ぼくらが期待する「軽快で走る楽しさに満ちたロードスター」を届けてくれることは間違いないであろうというのが現時点での理解です。

マツダ ロードスター(ND、ジンクグリーンメタリック)〜サイド
Life in the FAST LANE.

結論

「ファンは電動のロードスターを求めていない」ことを「マツダ自身が最もよく理解している」というのは何よりも喜ぶべきことで、時代に合わせた環境対応や電動化技術を取り入れつつも徹底した軽量化、そしてマニュアルトランスミッションによる操る歓びが次世代モデルにも確実に受け継がれてゆくであろうと推測されるのがいま現在。

マツダが提案する次世代ライトウェイトスポーツカーの姿に、世界中のファンから大きな期待が寄せられており、その続報を心待ちにしたいと思います。

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参照:Car Expert

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