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リマック×ポルシェ始動!ポルシェの研究施設にてリマックC_Twoがハンドリング、サスペンション等最終調整を行う様子が公開に

2019/12/01

| ポルシェとリマック、お互いが手に入れたものは「予想より大きかった」のかも |

リマックは市販車第二弾となるエレクトリックハイパーカー「リマックC_Two」を発表していますが、この納車予定は2021年から。
現在はその納車に向けて鋭意開発中ということになり、今回プロトタイプが公開されています。
つい先日、リマックはエアロダイナミクス、そしてクラッシュに関するテストを行った様子を公開していますが、現在はドライビングダイナミクス、ステアリングフィール、サスペンション、タイヤについてのテストを行っている模様。

【動画】リマックがC_Twoの製造に向けエアロダイナミクスの検証中。エアフローはこうやって改善する

【動画】リマックがC_Twoはこうやって開発する。少量生産車の価格が高くなる原因、「クラッシュテスト」を公開

ポルシェとリマックとの関連性は予想以上に強そうだ

なお、今回公開された動画を見るとポルシェの持つテクニカルセンターにて開発を行っているようで、つまりリマックC_Twoは”ポルシェチューン”ということになりそう。
さらに、車体の横に記されている「PROTOTYPE TEST VEHICLE」という三列表記も、ポルシェがかつて用いていた「PORSCHE INTELLIGENT PERFORMANCE」を連想させるもの。
ポルシェは現在リマックの株式を15.5%所有していますが、株式保有割合以上に高い関連性を感じさせますね。

ポルシェがEVメーカー「リマック」への投資を拡大。同じグループに属するアウディ、ブガッティもその技術を使用しEVスーパースポーツ計画を推進させる意向

Rimac-C_Two-Prototype-2

そしてリマックによると、「2020年末のデリバリーに向け、あらゆる角度においてファインチューンを施している段階」。
加えてリマックはC_Twoのプロダクションモデルを2020年のジュネーブ・モーターショーに展示したいと考えているようですね。

ただ、すでに公開されているプロトタイプであっても市販に耐えうる品質を持っており、ここから大きく何かが変更されることはなさそう。
プロトタイプのスペックだと120kWhバッテリーを装備して1914PS(1888HP)を発生し、0−100km/h加速は1.85秒、最高速度はじつに412km/h、一回の満充電あたり航続可能距離は550km。
この0−100km/h加速についてはテスラ・ロードスターの「1.9秒」を破り世界最速となる可能性が高そうですが、現段階ではどちらも「発表されただけで納車されていない」ためにその実力は不透明といったところです。

リマック C_Two登場。1888馬力、0-100キロ加速1.85秒をマークし現在のところ「世界最速」

リマックのエレクトリック技術は世界一?

現在、スポーツEVに関してはリマックの電動化技術がおそらく世界一だと目されており、それはポルシェが出資したことでもわかるとおり。
さらにリマックはC_Twoの技術をピニンファリーナにも提供し、ピニンファリーナはこれをハイパーEV「バッティスタ」として発売する予定です。

【動画】2009年創業時の従業員は10名→今は500名。現代の錬金術を成し遂げたリマックCEOが自社内部を紹介

そのほか、ポルシェはリマックの技術を用いて918スパイダー後継に相当するエレクトリックハイパーカーの開発を検討していますが(決定ではない)、そのほかポルシェと同じくフォルクスワーゲングループに属するブガッティ、アウディもリマックの技術を使用する可能性が大きそう。

このほかにもアストンマーティンのハイパーカー「ヴァルキリー」のハイブリッドシステムもリマックが担当し、ヒュンダイとも提携を行うなど、いまや「次世代スポーツカー」にとって欠かせない存在がリマックだと言えそうです。

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Rimac-C_Two-Prototype-3

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