| もうマツダRX-7だった頃の面影はない |
ちょっと前に紹介した、「世界初、4ローターターボ+4WD(AWD)のマツダRX-7」がさらに進化。
このオーナー、ロブ・ダームさんは、免許を所得してはじめて購入したのがこのRX-7で、これまでにも数々のカスタムを施してきたものの、今回はAWD化という大きな決断を行っています。
もちろんRX-7に4WDモデルはなく、よって「イチからクルマを作る」レベルのハードカスタムとなっていますが、4WD化、ハイパワー化に伴い、全長は8インチ、全幅は9インチ拡大されている、とのこと。
【動画】世界初!マツダRX-7を4WD化、さらに4ローター化で1800馬力に仕上げた男がいた。もはやこれはRX-7とは呼べないかも
今のところ調整中、最終スペックは未確定
このRX-7については現段階ではドライブトレーンの調整を行っているところで、最終スペックは未確定。
ただしこれまでのチューン内容からして「2000馬力」は確実だと思われています(たしかにそれだけ馬力が出れば4WDでないとコントロールできない)。
タービンはこんな感じで「ビッグシングル」。
ロータリーエンジンにビッグシングルとなると「超ドッカンターボ」という嫌な予感しかしませんが、「ロータリー使い」ロブ・ダームさんからすると、どうということはないのかもしれません。
なお、エキゾーストパイプは「サイド出し」。
シートに座ると、すぐ横にはトランスミッション、プロペラシャフト。
熱や騒音で大変なことになりそうですが、やっぱりロブ・ダームさんはそんなことは気にしないのかも。
スイッチ類はこんな感じに変更。
そのサウンドはまさにレーシングカー
いざ出陣!
とにかくそのサウンドたるや凄まじく、「え?これがロータリーエンジン?」と驚かされるほどの太いサウンドを発しています。
なお、動画では「吸気」のみのサウンドも聴くことができますが、その音を聴くに「とんでもない量のエアを吸い込んでいる」ようですね。
ちなみに今回がAWD化された後の最初のドライブ。
無事に走行でき、たしかな手応えを感じ取ったようです。
現段階での全体像はこんな感じ。
もちろん、後でドアやフロントフェンダー、ボンネットが製作そして装着されることになるのだと思われます。
車体構造としては、もともとのフロント部をすっかりカットしてチューブラーフレームにて再構成。
フロア部も4WD化にあたってそっくりくり抜かれ、リアトランクのフロア部もまるごと切り取られています。
つまり残っているのはフロントバルクヘッド、Aピラー、ルーフ、Cピラー、サイドシルとリアトランクの周辺だけ、ということに。
それでは動画を見てみよう
こちらが初走行、そしてシェイクダウンを行うAWD+4ローターターボのマツダRX-7。
そのほか、これまでの改造段階を収めた動画も公開されています。
VIA:Rob Dahm