| バージョン違いでスパルタンなシートを装着した車両も |
なかなか発表されそうで発表されない新型BMW M3ですが、今回は内装のスパイフォトが公開され、「マニュアル・トランスミッション」搭載が目視にて確認されることに。
すでにBMWからも「新型M3にはMTの設定あり」とコメントされていたので目新しい情報ではありませんが、やはりこの目でマニュアルシフトノブを見ると「安心」してしまいます。
なお、基本的に現在のBMWは「AT優先」で設計されているためか、なんとなくシフトノブ/シフトブーツとその周辺とに違和感を感じるのはご愛嬌。
複数バージョンのM3試作車が目撃
新型M3のインテリアが目撃されるのは今回で2度めだと記憶していますが、そのインテリアはベースとなる3シリーズに準ずるもので、スポーツシートやMステアリングホイールを除くと12.3インチデジタルメーター、10.25インチインフォテイメントシステムなど「おなじみ」のコンポーネントが揃います。
そしてこちらのプロトタイプについて、シート形状はさらにサイドサポートが強く、かつ構造が立体的になっているようにも。
シートバックには肉抜きが施され、薄いクッションを見ても「かなり軽そう」であることがわかります(おそらくはカーボンシェル採用。標準なのかオプションなのかはわからない)。
座面サイドにもホールが設けられていて、スパルタン極まりないという印象ですね。
なお、シートベルトはその端に「Mカラー」が用いられています。
こちらは外観。
相変わらず偽装が厚く、その内面については知ることができない状態です。
とくにキドニーグリルについては「謎」のまま。
サイドから見ると、車高がぐっと落とされてリアスポイラーが装着されていることがわかります。
ブレーキはゴールドキャリパーを持つハイパフォーマンスタイプ。
テールパイプは4本出し。
現在、新型BMW M3についてわかっていることは?
新型M3については、BMW M部門からのコメントによって少しづつそのスペックなどが判明。
エンジンは3リッター直6、Mツインパワーターボを採用してスタンダードモデルでは480馬力、「M3コンペティション」では510馬力を発生することがすでに語られています。
マニュアル・トランスミッションが残されることも既報そして今回のスパイフォトにて確認できますが、MTが用意されるのは「FRモデルのみ」。
新型M3には、M3初となる4WDモデルが設定されることがアナウンスされており、こちらは「MTなし、ATのみ」だと言われていますね。
なお、これまでにも新型M3と思われるプロトタイプの姿が捉えられていて、これを見るに「コンセプト4ばりのキドニーグリル」を持つことが確認可能。
そしてこちらはプロトタイプと思しき新型M3のリア。
テールパイプ、テールゲートスポイラーなど、今回目撃されたテスト用試作車と一致していますね。
BMWが新型M3について公式に語る。「出力は480PS、”コンペティション”で510PS。4WDも用意している」。AMG C63に対抗か