| 付属品だけでちょっとした高級車が買えそうだ |
さて、先日めでたく「ブガッティ・シロン・エルメス」が納車されたアメリカの富豪にしてカーコレクター、マニー・コシュビン氏。
これまでにもシロン・エルメスの仕様については紹介してくれていますが、今回はその「納車キット」ほか付属品についてその内容を見せる動画を公開しています。
その内容たるや「さすがブガッティ」「さすがエルメス」とも言えるもので、ここでそれらを見てみましょう。
ブガッティ・シロン「エルメス・エディション」完成!内外装はホワイト、その理由はコレクターが苦労して最初に購入したクルマにあった
ブガッティの顧客のもてなし方はハンパではない
まずこちらがブガッティの用意する納車キット。
アルミ製と思われる巨大なトランク(これはクルマに積めないので別途運ばれているのだと思われる)、シロン・エルメスと同じ仕様のミニチュアカー、バッグが見えますね。
そのトランクを開くとこんな感じ。
何やら封筒が入っています。
開封するとブガッティCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏からのレター。
ブガッティを購入できる人は世界に少数しかおらず、よって顧客の「囲い込み」は非常に重要なのでしょうね。
その奥に入っているボックスを取り出して開けてみるとこう。
なお、このボックスや内張りのカラーはこのシロン・エルメスと同じ「チョーク」なので、このボックスもワンオフということになりそうです。
そしてボックスの中にはメインキー、そして「スピードキー」。
なお、キーが入っているトレーの両端にはメタルの加飾が付いた取っ手がついていて、これを持ってトレーを持ち上げると奥に入った説明書を取り出すことが可能。
こういった細かいところにまでこだわるのは「さすがブガッティ」。
シロンは最高速アタックを行う際、いったんクルマを停めてからサイドシルにあるスピードキーを差し込み、車高などを「最高速アタック用」へと調整する必要があり、そのために用意されたのがこのキーです。
そしてキーの入ったトレーを外すと、その奥に見えるのが説明書。
ボストンバッグの中には「室内保管用カバー」が入っているようですね。
ちなみに今日のファッションはシロン・エルメスに合わせた「ホワイト」づくしで、Tシャツやキャップはブガッティの110周年記念コレクション「110Ans」、ベルトもブガッティです。
そのほか、長期保管のために充電器も付属。
シロン・エルメス納車時にはエルメスからの「贈り物」も
そしてこちらも納車時に一緒にやってきたもの。
まず、シロンのロゴがあるブルーのボックスに入っていたのはルックブック。
奥にはブガッティ・ヴェイロン「レンブラント(3台のみの限定)」、マクラーレン・セナの「マクラーレンカラー」も。
【動画】ブガッティ創業者の弟の名が付与された限定モデル「ヴェイロン・レンブラント」。オーナーの俺がその内外装を紹介しよう
内容は盛りだくさんなるも、とんでもなく重い本のようですね。
そしてこれはエルメスからのプレゼントで、内装色と同じカラーのレザーで作ったバーキン。
相当な価値がありそうです。
おや?まだあるぞ?とマニー・コシュビン氏。
こちらはシロン・エルメスのインテリアやリアウイング裏に使用されている「馬モチーフ」が反映されたバッグ。
フロントトランク内に入れようと試みますが、ディバイダーが邪魔で入らないようですね。
トランク内張りも「特別製」。
横の工具入れまでもがチョークレザーで覆われ、クラシカルなベルトで固定されています。
その後はシロン・エルメスの内外装について簡単に説明。
おそらく、ここまでカスタムにお金のかかったシロンは他にないだろうと思わせるほどの仕上がりですね。
なお、同氏は「ウアイラ・エルメス」も所有しており、ちょっと前には婦人がその内外装を紹介する動画を公開しています(こちらもエルメスのバッグが大量に付属している)。
【動画】あの大富豪婦人はこんな人だ!「アタシがパガーニ・ウアイラ・エルメスを紹介しちゃうわ。内装はこのバーキンと同じ色よ」
VIA:Manny Khoshbin