| ポール・ウォーカー=GT-Rという印象が強いが、M3も相当なお気に入りだったようだ |
先日、故ポール・ウォーカーの所有していたコレクションが競売にかけられ、そのうちフェアレディZが「Z史上、もっとも高価な」約1100万円で落札されたとお伝えしましたが、今回はその残りの中でもBMW M3に高値がついた、というニュース。
該当のオークションにおいては合計21台の(ポール・ウォーカーによる)コレクションが出品されており、うち7台がBMW M3で、しかもその中の5台がE36世代。
さらに言うならば、その5台のE36 M3はすべて軽量仕様の「ライトウェイト」というところがいかにもポール・ウォーカーらしい、と思います。
故ポール・ウォーカー所有のフェアレディZが1170万円で落札され、「史上もっとも高価なZ」に。ワイルド・スピードMEGA MAXにはガル・ガドットのドライブで登場
BMW (E36) M3はこんなクルマ
BMW M3"ライトウエイト"はBMW自身によって軽量化が施されるほか、専用のフロントスポイラーやリアウイング/リアスポイラーの装着によってエアロダイナミクスを向上させたクルマ。
今回紹介する5枚の画像は「すべて違う個体」を撮影したものですが、いずれのボディカラーはモータースポーツを意識させるアルピンホワイトなので、どれも同じように見えますね。※もともとBMW M3ライトウエイトは、生産されたすべての個体がアルピンホワイト
なお、5台のうち4台にはMカラーのチェッカーパターンがフロントとリアに入ります。
E36世代のM3に搭載されるエンジンは3リッター直6(S50)、トランスミッションは5速MT。
車体重量は1,338キロ、出力は240馬力というスペックです。
ちなみにM3ライトウエイトの総生産台数(限定台数)は125台なので、かなり希少な車だと言えますね。 ※120台~126台という説もある
よって、元来の希少価値に加えて「ポール・ウォーカー」という付加価値が乗せられることになり、もっとも高価で落札された個体では350,000ドル(走行7,402km、約3900万円)、その次は235,000ドル(走行68,419km)、次いで220,000ドル(走行22,986km)、200,000ドルが2台(24,920kmと55,361km)。
どのM3もほぼ同じに見え、画像を見る限りでは、いずれの個体に装着されるフロントリップ形状やホイールにも相違はなく、それぞれを見分けるのは非常に困難。
ただ、こちらはリアウイングの代わりにトランクリッドスポイラーが装着された「ローダウンフォース」仕様です(リアウインドウにもスモークが入っている)。
こちらは唯一の「デカールなし」仕様。
エアロパッケージはやはりローダウンフォース仕様です。