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フォルクスワーゲンがワイルドなエレクトリックSUV発売とのウワサ。ディフェンダー、ブロンコへの対抗か

2020/04/01

| そのスタイルは”ボクシー”になるらしい |

英国Autocar報じるところによると、フォルクスワーゲンが2023年にラギッドなエレクトリックSUV、「Ruggdzz」を発売するとのウワサ。
フォルクスワーゲンはそのエレクトリックブランド「ID」から発表しているコンセプトカーに対し「Buzz」「Crozz」「Roomzz」といった具合に、末尾に「zz」をつける傾向にありますが、今回は「ラギッド」に「zz」を付けたということになりますね。※画像はティグアン・アクティブ・コンセプト

もはやSUVは過密状態。ワイルドなSUVしか道は残されてない?

このRuggdzzについての詳細は不明ではあるものの、全長4.6メートルほどで5人乗り、もしかすると3列シートを備えて7人乗りも用意される可能性がある模様。
デザインについては「かなりボクシー」になるとされ、フロントグリルはヘッドライトとインテグレートされることで車幅いっぱいにまで広がり、フロントウインドウは「立った」角度へ、ルーフはスロープするのではなく「地面と水平」に、そしてCピラーはガラス化されて透明に。

つまりは現在フォルクスワーゲンが採用するデザインとはまったく違うものとなりそうですが、これは新型ランドローバー・ディフェンダーや、復活を果たすフォード・ブロンコへの対抗なのかも知れません。

なお、フォルクスワーゲングループはその傘下にあるアウディ然りポルシェ然りベントレー然りランボルギーニ然り、その売れ筋がSUVへと移りつつありますが、それだけにグループ内でも食い合いが生じるなど「過密化してこれ以上販売を伸ばしにくい状態」。
よって、ここから競合の少ない方向へと(SUVの販売を)伸ばそうとなると「ワイルド」方向しか無いのだとも考えられ、そこで今回のような話が出てきた可能性もありそうです。

さらに「クーペSUV」だとメルセデス・ベンツ、BMWは先鞭をつけているので後追いでは販売を伸ばせない可能性があり、となると「まだメジャーメーカーが手を付けていない」最後の領域が今回の”ラギッド”なのだと思われます。

フォルクスワーゲングループは「ワイルドなSUV」には興味津々

なお、今回の話以外にもフォルクスワーゲングループの各ブロンドからは「ワイルドなSUV」風コンセプトカーが発表されていて、ランボルギーニは「ウラカン・ステラート」を発表したことも。

まさかのランボルギーニ本家から「ウラカンのオフローダー」、Huracan Sterratoが発表。車高47ミリアップ、オーバーフェンダーで武装

さらにランボルギーニは「LM002の後継」とも言えるタフなオフローダーを発売するというウワサも。

ランボルギーニがウルスと別に「タフでワイルドなLM002直接の後継」オフローダー発売とのウワサ。実際に社内では検討中らしい

そしてアウディは「TTサファリ」を発表したことも。
これはアウディの研修生が製作したものではありますが、半分「公式」と言って良さそうです。

コレ出たらゼッタイ買う!アウディTTのオフローダー、「TTサファリ」が公開に

さらにベントレーはアイスレース用のコンチネンタルGT”オフローダー”をワンオフにて製作。
こういった例を見るに、フォルクスワーゲングループのいずれかのブランドから、遅かれ早かれワイルドなSUVを発売してくるのかもしれません。

まさかベントレー自らコンチネンタルGTをオフローダー化するとは!公式Twitterに謎カスタム車両が登場

VIA:Autocar

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