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ブライトリングが1960年代の人気ウォッチ「トップタイム」現代版を限定発売!最近のブライトリングは一味違うぞ

2020/04/12

| 以前はどの腕時計も代わり映えしないデザインを持っていたが |

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さて、ブライトリングが「1960年代に販売していた」トップタイムを現代に蘇らせた限定モデルを発売。

その名もズバリ「ブライトリング トップタイム リミテッドエディション(Ref.A23310121G1X1)」で、限定本数は2,000本、価格は540,000円(税別)。

なお、すでにオンラインストアでは先行販売が開始されており、その後「ブライトリング ブティック 東京」「ブライトリング ブティック 大阪」にて取り扱いが開始される、とのこと。

ちなみにブライトリングはぼくの中で「あまり買わないほうがいい腕時計ブランド」にカテゴライズされていますが、日本だと「新卒がほしいと思う腕時計ナンバーワンブランド」、そして世界でも「もっとも認知度の高い腕時計ブランド」という統計結果が出ています(さらに、シチズンと並んで世界のトップCEOが愛用する腕時計ブランド)。

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これまでブライトリングは「買うべきではない」と考えていたが

ぼくが「ブライトリングを買うべきではない」と考えるのは”価格が下がるから”で、その理由は日本の販売体制がしっかりしていないから。※ケースやインデックスの加工が”甘く”工業製品としての信頼性が低いということもある

ただし昨年あたりから並行輸入がぐっと減り、中古価格も安定してきたため、「そろそろ買ってもいいんじゃないか」と考えを変化させています。

なお、この変化に気づいたのは、昨年にナビタイマーを2本売却したときで、「どうせ値段はつかないんだろうな・・・」と思って売却したところ、購入金額(けっこう前に買った)と同じくらいで売れたため。

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そこで色々と調べてみると、ブライトリング・ジャパンが「ブライトリングの(日本における)ブランド価値と中古相場安定化」に色々と動いていることがわかったわけですね。

なお、ブライトリング・ジャパンのウエブサイトはつい最近リニューアルされていて、ちょっと前の「インターネット黎明期のホームページ」のようなデザインから一気に垢抜けたデザインへ。

つまりブライトリングは「変わりつつある」ということになります。

「ブライトリング トップタイム リミテッドエディション」はこんな腕時計

そして今回限定発売されたトップタイム リミテッドエディションですが、いわゆるレトロ風。

この「レトロ風」というか、そのブランドが持つヘリテージを再解釈するという傾向は腕時計のみならず全産業において顕著であり、クルマだとフェラーリ(モンツァSP1/SP2)、ポルシェ(911スピードスター)、マクラーレン(エルヴァ)といった例も。

現代では新しいブランドを立ち上げるための障壁が比較的低くなっていて、そのために新しい腕時計ブランドがどんどん誕生しているわけですが、それらは後発でもあるため、当然ながら先発組を研究し、それを超える付加価値やデザインを出してくるわけですね。

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そういった中で古参ブランドはどんどんシェアを奪われることになり、しかし対抗しうる手段が後発組にはない「歴史」。

よって、各ブランドともそのルーツに立ち返ったデザインを採用することが多くなっていますが、トップタイム リミテッドエディションもそのひとつだと言えそう。

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ただ、単なるリバイバルではなく、クロノメーター検定をパスしたブライトリング・キャリバー23の搭載、ヴィンテージ感あふれるヌバックレザーを使用したストラップ、さらには”デジタルパスポート(腕時計の所有者等の情報を確認できる)”機能を内蔵するなど、過去モデルにはないこだわりも。

ケース素材はステンレススティール、ケース径は41ミリ、パワーリザーブは48時間というスペックです。

なお、ブライトリングを持っていた頃には「もう身につけることはないだろう」と考えていたものの、売却後に寂しくなってまた欲しくなるのもブライトリングの特徴(売却後には、所有していたことすら忘れてしまうほど存在感の薄い腕時計もある)。

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参考までに、ぼくがブライトリングをあまり身に着けなかったのは「文字盤のデザインが複雑すぎるから」。

目盛りが細かすぎると言い換えることもできますが、実際に身につけるにあたって、ぼくはベル&ロスのような、シンプルなデザインを好む傾向があるようです。

しかしこれが(複雑なダイヤルが)ブライトリングの存在感の理由でもあり、実際にブライトリングの腕時計を購入した理由でもあるのですが、いざ購入して自分のものとしてみると「なんか違う」と感じることに(当時はあまり自分の好みを理解せず、腕時計単体のみを見て購入を決めていたが、ふとブライトリングを腕に巻いた自分を鏡で見た時に違和感を覚えた)。

腕時計としては(ブライトリングの機能やデザインを)高く評価しているものの、実際に身につけてみるとなんだか借りてきた腕時計のような印象が拭えず、ついぞ馴染むことができなかったということですね。

ただ、今回のトップタイム リミテッドエディションについては、なんとなく「しっくりきそう」な雰囲気もあり、店頭販売が開始された後には一度見に行ってみようと思います。

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