| クルマってけっこう何やっても壊れないんだな |
さて、以前に「透明のホイール」を作ってみたという動画を公開した「ガレージ54」。
今回はなんとハマーH2に13インチホイールを入れるという「究極のインチダウン」を行っています。
ちなみにハマーH2の純正ホイールサイズは17インチなので、4インチもダウンさせたということになりますね。
そして今回のインチダウンについて、もちろんハマー用13インチホイールなどは存在せず、よって「自分たちで作る」ことに。
ただし、前回も「透明ホイール」を自分たちでトントンと簡単に作ってしまったので、今回のハマー用13インチホイールなど造作もない、ということなのかもしれません。
【動画】ロシアより「透明ディスク」を持つホイールを作ったショップが現れた!普通に走るとすぐに汚れそうだがLEDを仕込んだりショーカーには良さそう
ハマー用13インチホイールはこうやって作る
そこでホイールの「製作」ですが、まずは純正ホイール(8穴)の穴の位置、センターを型取り。
その後はラーダ用の13インチホイールを加工することになり、しかしもちろん穴の位置など最初から合うことは想定しておらず、穴は自分たちで”作る”ことに。
そして穴の位置に合った形の切り欠きを作ります。
こちらがカットした後。
加工した部分が波打っていますが、この部分をハンマーで叩いて「平面」にしてゆくところがロシア流。
なんとなくできた・・・。
タイヤをインストールして・・・。
そしてこの切り欠きに合わせてワッシャーを噛ませ、それっぽくホイールを固定。
なんとなくソレっぽいぞ!
もちろんセンターがきっちり出ているとは思われず、ブレやバランスも「テキトー」なのでしょうね(このユルさがたまらない)。
こちらが入れ替え前。
こちらはインチダウン後。
なお、ハマーH2は重量3トン~3.6トンほどで、このホイールの主のラーダ(ニーヴァだとすると)は1.25トン。
タイヤ面積もエアの量も少なく、「大丈夫か・・・」と心配になります(多分大丈夫じゃないと思う)。
とにかく衝撃的なこのルックス。
前から見ると、ブレーキディスクがホイールに収まらず、ホイールの内側に位置しています。
完全にデフォルメされたダックスフンドといった感じですね。
そしていざ試乗。
タイヤ外形が小さくなっているので、そのぶん「ローギヤード化」されたことになり、理論上は加速が鋭く、最高速は低くなっているものと思われます(そのため雪上ではホイールスピンを繰り返している)。
ただ、動画を見ると意外やちゃんと走っていて、「クルマってなんとかなるもんだな・・・」と驚かされることに。
ロシア人はこういった「なんとかすれば、なんとかなる」ということ、そして「なんとかならない」限界線を知っていて、だからこそこういったチャレンジができるのかもしれませんね。
この連中はこれまでにもこんなことをやっている
なお、このガレージ54はこれまでにもぶっ飛んだ動画を多数公開。
こちらは「2台のラーダを溶接してみた」動画。
「ボトルキャップでスパイクタイヤを作った」動画。
「超大口径」マフラー。
スチールホイールを切った張ったしてBBS風のメッシュホイールを製作(この技術はスゴイ)。
VIA:Garage 54