| ジムニーは完璧ではないが、自分の使い方に合わせて成長させることができる |
さて、何を思ったか2018年11月15日にスズキ・ジムニーの納車を受けるやいなや、アフリカをめぐる度に出かけたユーチューバー、ローム・オーバーランディング(Roam Overlanding)氏。
同氏はなんらかの理由にて「都会を離れたかった」と語っており、それまで無縁だったサバイバルツアーへとジムニーとともに出かけています。
その過程でジムニーは幾度となくバージョンアップを繰り返していて、ルーフラックやルーフテント、室内も効率よくサバイバルギア(発電機など)を積載できるようにカスタムされるなど、ローム・オーバーランディング氏とともに旅の過程で成長を続けることに。
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ジムニーは人生のすべてを変えた
そしてローム・オーバーランディング氏いわく、「ジムニーは、自分の人生のすべてを変えた」。
こちらは納車時の画像ですが、このときから同氏はジムニーを相棒だと心に決めていたようですね。
もちろん旅に出ることを前提に購入したということになり、「自分自身や、自分の習慣、自分がモノを使うその方法、自分自身のプライオリティを変えたかったんだ」と語っています。
そしてジムニーを「旅」仕様へと改造してアフリカ周遊の旅へといざ出発。
文字どおり南アフリカをくまなく走破したといい、川はもちろん、
海岸線や・・・、
砂漠を超え・・・
山も走破。
ただ、同氏いわくジムニーの決定的な問題は「収納スペースの狭さ」。
拠点を持たずにジムニーと自分だけで旅をすることになるので、様々なモノを積む必要があり、そのための場所を確保するのに苦労したようですね。
実際に同氏はスライダー付きの棚を車内に取り付け、効率的にモノを収納し、取り出したいモノだけを取り出せるようにしています。
同氏は旅先で写真や動画を撮ることを一つの目的としており、しかしこれら機材を積むスペースが限れられていることが悩みのタネ。
それを解決する手段が「ルーフラック」ですが、ジムニーのルーフは60キロの積載物しか耐えることができず、ルーフは20kgなので、後載せることができるのはあと40キロ。
ルーフには衣類など、可能な限り軽いものを積むことにしたようです。
ちなみにモノを積んでもさほど燃費は変わらず、しかし燃費に最も悪影響を与えたのは「タイヤ」だそう。
オフロードを走るためにはやむなくヘビーデューティーなタイヤへと交換することになったものの、これによって燃費が相当に悪化したようですね。
ただ、この燃費悪化は金銭面よりも「走行可能距離」において大きな問題を招くことになり、ジムニーの「40リッター」タンクだと、アフリカな広大な大地を走っているとすぐにガス欠になってしまう、とも(よってガソリンの携行は必須)。
そしてルーフにモノを積むと操縦安定性に影響を及ぼし、重心が高くなることで車体がふらつくことになり、そのためにサスペンション交換を実施するなど、「必要に応じて」実用ベースのカスタムを進めてきたのも同氏の特徴。
さらに実際にオフロードを走るとすぐにダメージを受ける部分を補強したりというのもそのひとつ(サスペンションの取付部をヒットする事が多いらしい)。
そして旅先では道連れができたり・・・
立ち往生してしまうことも。
この1年、色々なことがあったものの、ローム・オーバーランディング氏はジムニーの悪路走破性(なんどもその性能には驚かされたらしい)を最大の美点として掲げ、「小さく、美しい、愛すべきクルマ」だとも。
そして同氏が考える「冒険や生活に必要なものすべてを持っている」のがジムニーである、とも語っています。
さらに同氏はジムニーを「チャレンジングなクルマ」だと表現していますが、それはジムニーそのものはもちろん、「ジムニーに不足しているものをどう補ってゆくか」というアイデアが求められるということを指しているのかもしれませんね。
ローム・オーバーランディング氏はこれまでにも多数の(旅先での)動画を公開しているほか、戻った後は自身の使用した機材、ジムニーに施したカスタム等についても紹介する動画をリリース。
もしかすると、またどこかへと旅に出ようと考えているのかもしれず、次のステージに期待したいところです。
VIA: Roam Overlanding