｜ 価格はB5ビターボ（セダン）で1898万円 ｜
BMWは先日（フェイスリフト版となる）新型5シリーズを発表していますが、今回はアルピナが（ベースモデルの5シリーズが新型へとスイッチしたため）新しくなった「B5ビターボ」そして「D5 S」を発表。
両方ともセダン（アルピナでは”リムジン”と呼ぶ、ワゴン（同じく”ツーリング”）が用意されています。
B5はガソリンエンジン搭載、D5 Sはディーゼルエンジン搭載ということになりますが、その外観は先代B5/D5 Sに比べてややアグレッシブとなっており、より大きなダクトを持つフロントバンパー、そしてスリットの空いたフロントリップが装着されています。
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セダン、ワゴンともに「世界最速」
搭載されるエンジンは4.4リッターV8ツインターボと変わらず、しかし出力はこれまでの608馬力から613馬力へ。
1-100km/h加速は先代の3.5秒から0.1秒速くなって3.4秒、最高速は330km/h（こちらは先代と同じ）、ワゴンボディだと3.6秒と322km/hだとアナウンスされています。
なお、B5ビターボは本家BMW「M5」と双璧をなすモデルで、先代だとB5のほうが「馬力が高く、加速が0.1秒遅く、しかし最高速は25km/h速い」というスペック。
新型B5と新型BMW M5との間でも同じバランスが保たれるとなると、新型M5の加速は「3.3秒」という驚異的な水準に達するのかもしれませんね。
トランスミッションは8速ATが搭載され、おそらくはBMWが採用するZF製だと思われますが、加速と最高速がM5と異なるところを見ると、B5ビターボのほうが「オープン」レシオを持つということになりそうです。
駆動方式はいずれのモデルも4WD（先代では駆動力の90％が後輪に振り分けられていた。アルピナでの呼称は”Allrad”）、オプションでLSDが用意される、とのこと。
ブレーキシステムは標準だとスチール、オプションだとカーボンコンポジット。
ブレーキキャリパーは「ネイビー」、ホイールは伝統の「20スポーク鍛造（20インチ）」が装着されます。
ボディカラーはおなじみ「アルピナブルー」「アルピナグリーン」のほか、ホワイトやシルバー等様々なカラーが用意される、とのこと。
そしておそらく、「ALPINA」ストライプはオプション扱い（シルバーとゴールドとがあり、ゴールド版では24金が使用されていたが、今はどうなのかわからない）。
ちなみに先代B5ビターボ・ワゴンは「世界最速ワゴン」の座に君臨しており、BMWがM5にワゴンを設定しない以上、新型B5もやはり「世界最速ワゴン」であるのは間違いなさそう。
参考までに、セダン/サルーンというくくりにおいても、ポルシェ・パナメーラ・ターボの最高速である306km/h、メルセデスAMG GT 63Sの315km/hよりも速く、B5ビターボ・リムジンの330km/hというのは世界最速ということになりますね。
こちらはディーゼルエンジンのD5 S
ディーゼルエンジン版、「D5 S」に搭載されるエンジンは3リッター6気筒/408馬力、そして0-100km/h加速は4.4秒、最高速は286km/h（ワゴンは4.6秒、283km/h）。
D5 Sのトランスミッションもやはり8速AT、駆動方式は4WDで、B5同様にLSDをオプションにて装着可能となっています。
D5同様に強化サスペンションが与えられ、ワゴンモデルについてはリアが「エアサス」となり、荷物を載せている時とそうでない時であっても、同様の快適性とパフォーマンスを発揮できるようにアレンジが施されているようですね。
すでに日本向けのサイトも公開されており、アルピナB5ビターボ・リムジンが18,980,000円、B5ビターボ・ツーリングが19,779,000円に設定されています（右ハンドルは41万円のオプション）。
なお、D5 Sのほうはやや安めの13,580,000円に設定されていますが、日本で発売されるのはリムジン（セダン/右ハンドル）のみ。
VIA:ALPINA