| アルピナはチューナーではなく「メーカー」で、簡単に言うとBMWより品質が高い上質なクルマ |
最近は「ナントカで世界最速」というものが多く、たとえば「SUV世界最速」といったものですね。
そしてアルファロメオはジュリア・クアドリフォリオを「4ドアサルーン世界最速」とし、メルセデス・ベンツはAMGを「4ドアクーペ世界最速」とするなど「言ったもん勝ち」の様相を呈しています。
そして今回アルピナが提唱するのが「ステーションワゴン世界最速」。
アルピナは中古になると非常にお買い得
これは「アルピナB5ビターボ・ツーリング」を指してのことで、ベースとなるのはBMW 5シリーズ・ツーリング。
4.4リッターV8ツインターボエンジンは608馬力を発生し、これに組み合わせられるのは8速ATとなり、駆動方式は4WD(駆動力の90%は後輪に振り分けられる)。
0-100キロ加速は3.5秒(BMW M5は3.4秒)、そして最高速度は322km/hをマーク(ただし通常は紳士協定によって250km/hに制限される)。
なお、アルピナは「チューナー」というイメージもありますが、BMWから車体やパーツの供給を受け、それに独自のチューニングを施して、もしくは独自のパーツを使用して(とくにトランスミッション)組み立てを行うひとつの「自動車メーカー」。
いわばポルシェとルーフとの関係に近いとも言えますね。
なお最近の表記は「BMWアルピナ」となっており、以前は「アルピナ」だったような気もするのですが、そのあたりは記憶が曖昧。
そして「BMW」と名がつくだけあり、一部のBMWディーラーでも購入が可能です。
そして日本では「ニコル・オートモビルズ」が総代理店となっており、日本での展開は「BMW アルピナ D3 ビターボ(999万円〜)」「BMW アルピナ D4 ビターボ(1108万円〜)」「BMW アルピナ B3S ビターボ(1099万円〜)」「BMW アルピナ B4S ビターボ(1158万円〜)」「BMW アルピナ XD3(1234万円〜)」「BMW アルピナ D5S(1153万円〜)」「BMW アルピナ B5 ビターボ(1886万円〜)」「BMW アルピナ B7 ビターボ(2395万円〜)」という構成。※アルピナのサイトはこちら
この価格を見ると「BMWより相当高い」ということがわかりますが、アルピナは上質な乗り味とパフォーマンスとを両立させるため、BMWよりも品質の高いパーツを使用しており、よってそのドライブフィールは「格別」(実際に乗ると驚く)。
ただし、新車では非常に高価なアルピナは(BMW同様)中古になると比較的値が落ちる傾向にあり、現行モデルやニューモデルであればまだまだ価格は高いものの、「一つ型落ち」になると非常にお買い得となっており、ときどき「買うか・・・」と考えることも。