| フェラーリF40のフレームが鋼管スペースフレームだったのはまだ幸い |
今年2月に発生した、フェラーリF40がモナコの路上にて炎上したという不幸な事故。
今回その続報がFerrari Owners Club NLのFacebookページ上にて公開され、どうやらこのオーナーはF40を修理することに決めた、とのこと。
なお、フェラーリ専門掲示板、FerrariChatには、より詳しいコンディションなどが書き込まれており、ダメージの及んだ箇所などもおおよそ把握することが可能です。
Facebookに公開された画像を見るに、車体後部の左側はほぼ全焼しており、リアセクションで再利用できるパーツはまずなさそう。
右側は「ちょっとマシ」ではあるものの、やはり総入れ替えが求められることになるのかも。
奇跡的にフロントは生き残る
なお、画像を見ると、驚くべきことにフロントはそのまま生き残っており、このあたりは再利用が可能と思われるものの、ワイヤリング等はすべて引き直す必要があり、どのみち全部分解する必要がありそうですね。
参考までに、フェラーリF40のスケルトン図解はこんな感じ。
これはLE VOLANTが公開しているものですが、同メディアでは「世界の傑作車スケルトン図解」というコンテンツを公開しており、ほかにはマツダ・ロードスターや日産GT-R、ホンダNSX、ブガッティ・ヴェイロン、ポルシェ959(メルセデス・ベンツ・ウニモグも!)といった車種もあって、非常にためになる内容となっています。
修理にはとんでもないお金と「年」単位の時間がかかりそう
これを見るに、フェラーリF40のメインフレームは鋼管スペースフレーム+複合素材であり、「カーボンモノコック」ではないためにまだ修復の可能性が残っていると言えそうですね(カーボンモノコックの後ろ半分が焼けてしまうと修理が現実的ではない)。
ちなみに燃えたときの状態はこんな感じ。
早朝のモナコにて、異変に気づいたオーナーがフェラーリF40を止めると一気に炎上。
周囲の人や、マンションの会場に住む人が消火を試みるも、その甲斐虚しくさらに燃え上がっています。
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おそらく修理には数年といった単位が必要になると思われ(当然ながら、いかに時間とお金がかかろうとも復元する価値がこのクルマにはある)、その過程において火災の原因なども明らかになりそうですが、これを機にフルレストアが施されると思われ、再び路上を走る姿が見れることを期待したいと思います。
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