| 動画にはモナコのセレブも勢揃い |
フェラーリは先日、クロード・ルルーシュ監督の短編作品「ランデヴー」へのオマージュ作品を制作すると発表し、その撮影風景を公開していますが、晴れてその作品”ル・グラン・ランデヴー”が完成して公開されることに。
なお、今回の「新」ランデヴーもまたクロード・ルルーシュ監督の手による作品となっていて、主演はシャルル・ルクレールとフェラーリSF90ストラダーレとなっています。
社会活動正常化に向けたフェラーリからのメッセージ
なお、この動画は「いちはやく社会活動や人びとの生活がもとどおりになるように」というメッセージがこめられているといい、しかし現在の状況を示すように、登場する人々の多くがマスクを着用しています。
生花店員に扮するレベッカ。
動画では「F1モナコグランプリは中止となってしまったが・・・」というキャプションからはじまり、「だが、フェラーリは」と切り替わると同時に”あの”トンネルを疾走するSF90ストラダーレの姿が映し出されます。
ドライブするのはF1史上、もっともイケメンだとぼくが考えるドライバー、シャルル・ルクレール。
撮影には2台のSF90ストラダーレが用いられており、片方は「カメラカー」。
SF90ストラダーレでSF90ストラダーレを撮影するという、なんとも贅沢な作品です。
外からの撮影に加え、POV撮影も行っており、とことんモナコの市街地コースを楽しめるような構成を持っています。
当然ながらこの撮影のためにモナコは一時的に「封鎖」され、それによってシャルル・ルクレールのドライブするSF90ストラダーレは、F1マシンよろしく道路の幅を使い切り、最大で時速240キロというスピードでの走行が可能に。
そしていったんカジノ・ド・モンテカルロ前に立ち寄ってアルベール二世モナコ公を乗せてさらに市街地を一周。
その後はレベッカからアルベール二世とシャルル・ルクレールに花束贈呈という流れです。
こういった時期なので、挨拶は会釈、そして(握手ではなく)腕をぶつけあって親愛の情をあらわしています。
なお、シャルル・ルクレールの腕に巻かれているのは「ウブロ・クラシック・フュージョン・フェラーリGT(キングゴールドモデル)」。
もちろん現在ウブロとフェラーリとが提携関係にあるためですが、シャルル・ルクレールはリシャール・ミルともパートナーシップ関係にあるようですね。※リシャール・ミルはモナコ公子、ピエール・カシラギもサポートしている
-
【最新版】フェラーリ×リシャール・ミル、ランボルギーニ×ロジェ・デュブイetc...自動車メーカーとコラボしている腕時計メーカー一覧
| 意外と「大御所」でも自動車メーカーとコラボしていない腕時計メーカーもある | さて、自動車オーナーの多くが興味を持つ「腕時計」。その理由は定かではないものの、両方とも高度な磁術とデザインが集結した ...
続きを見る
その後シャルル・ルクレールとレベッカとはフェラーリSF90ストラダーレにてドライブ。
乗車時にはマスクを着用しているものの、走り出してからはマスクを外しており、これは「正常化に向けて」のメッセージなのだと思われます。
オリジナルの「ランデヴー」はこんな映画
今回のル・グラン・ランデヴーの元ネタは、上述の通り1976年にフランスで製作された短編映画「ランデヴー(C’était un rendez-vous)」ですが、これは8月の夏休みに入った、換算とした早朝5時半のパリをただただ爆走するという内容。
ノンストップにて信号無視を繰り返しながらハイスピードにて走行する様子を収録したもので、カメラはずっと車体に固定されており、それが妙なリアリティを演出しています。
ちなみに「走行しているクルマ」はメルセデス・ベンツですが、当てられている「サウンド」はクロード・ルルーシュ監督が当時所有していたフェラーリ275GTB/4だと言われていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=zbXyJPQzTeg&feature=emb_logo-
【動画】フェラーリが有名映画監督を起用して短編映画を撮影!SF90ストラダーレが爆音とともにモナコを駆け抜ける
| ハイブリッドといえどそのサウンドは素晴らしいのひとこと | フェラーリはつい先日、「シャルル・ルクレールを起用し、ショートムービーを撮影する」と発表していますが、今回間を置かず、シャルル・ルクレー ...
続きを見る
参照:Ferrari, Le Frenchmen