| これもいいが、やっぱりオリジナルのディアブロも捨てがたい |
さて、数々のクルマのデザインを「手直し」して公開しているユーチューバー、スケッチモンキー氏。
これまでにも古今東西様々なクルマを「再デザイン」し、フェラーリ488GTBや新型トヨタ・ハリアーのデザインについても意義を唱えていますね。
そんな同氏が今回題材としてチョイスしたのはランボルギーニ・ディアブロで、これを「今風」に調整してみよう、というのが今回の動画の内容です。
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ランボルギーニ・ディアブロは30歳
ランボルギーニ・ディアブロは「カウンタック」の後継として1990年に発表されており、登場時に搭載されていたエンジンは5.7リッターV12、出力は492馬力。
もともとのデザイナーはカウンタック同様にマルチェロ・ガンディーニ氏ですが、発売時までには(当時ランボルギーニの親会社であった)クライスラーの手によって各部が変更され、具体的にはエッジが削られて丸くなった、と言われています。
クライスラーの後にもメガテック、Vパワーと親会社が変わり、1998年にランボルギーニはアウディに買収されることになりますが、アウディはランボルギーニ側が当時用意していたディアブロ後継モデル「カント」のデザインを気に入らず、モデルチェンジを先送りすることになり、結果として2001年まで販売されることとなっています(ランボルギーニはディアブロのモデルライフを10年に設定していたが、アウディはそれを2年延長し、その間に次期モデルであるムルシエラゴを開発した)。
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そして今回スケッチモンキー氏が考えたのが「ディアブロが現代に、ニューモデルとして登場したら」というコンセプト。
フェラーリもそうですが、ランボルギーニは他メーカーのように、「同じ名前を引き継いでのモデルチェンジ」を行わず、カウンタックは1代で終わり、その後継はディアブロで、そのまた後継も名前の違うムルシエラゴということになります。
よって「ディアブロの名のままで」ニューモデルが登場するということは現実世界では起こり得ず、しかしそれを見ることができるのはデジタルワールドの中でのみ、ということになりますね。
まず同氏はディアブロのデザインをこう変更したいというラインを描き、その後不要なエレメントを塗りつぶし。
そしてそこへランボルギーニが得意とする「Yモチーフ」を採用したテールランプを追加。
シアンFKP37のヘッドライトやヴェネーノのテールランプのようなイメージですね。
その後リアディフューザーをアヴェンタドールSVJ風のスタイルへ。
なお、リアディフューザーは比較的最近になって登場したデバイスですが、それだけにネオクラシックカーであっても、「リアディフューザーを取り付けるだけで」雰囲気がぐっと現代的になる例もあるようです。
サイドのエアインテークもチョチョっと修正。
細かい部分への「こだわり」が反映される部分です。
こちらが完成形。
テールパイプがアヴェンタドールSVJやウラカンEVOのように車体中央から突出するデザインに。
全体的に形状がシャープになり、ドアやリアフェンダーにはプレスラインも入れられています。
こちらは変更前。
慣れ親しんだディアブロのデザインも捨てがたいものがありますね。