| それにしてもリアウイングの大きさはヤバい |
さて、昨日その姿がリークされた新型メルセデスAMG GT ブラックシリーズ。
「ブラックシリーズ」はAMGの頂点を極めるモデルでもあり、サーキットに特化した”究極の、妥協なき”AMGとして知られ、パワー、軽量性、エアロダイナミクス、ハンドリングなど全方位に渡って徹底的なチューンが施されます。
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これまでにも「SLK55 AMGブラックシリーズ」「SLS AMGブラックシリーズ(日本での新車価格は3250万円)」「C63 AMGブラックシリーズ(1500万万円)」「SL65 AMGブラックシリーズ(4480万円)」「CLK63 AMGブラックシリーズ」という5モデルがリリースされていますが、いずれもベースモデルから価格が大幅アップし、かつ限定台数も数百台に絞られているというところからも、その特別さがわかろうというもの。
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今回公開された動画ではその全体像が明らかに
新たに公開された動画は「ティーザー動画」の部類になるかと思いますが、その内外装にはまったくカモフラージュがなく、完全にその姿が判別できる状態です。
面白いのは自動車系ユーチューバーでは世界トップの知名度を誇るShmee150氏が起用されていること。
同氏はメルセデス・ベンツの愛好家としても知られ、これまでにもメルセデス・マイバッハG650ランドーレットのアフリカでの発表会、その他世界各地でのイベントに招待されており、日本でガムボール3000(ラリーイベント)が開催された際にも(おそらくは)メルセデス・ベンツ本社からの指示によってメルセデス・ベンツ日本からAMG GT Rが同氏専用車として貸し出されるなど、かなりメルセデス・ベンツと近い人物。
ただし、これまでShmee150氏がこういった公式プロモーション動画に起用された例はなく、しかし今回”主役”として扱われているという事実を見るに、それだけ同氏の知名度や発信力が高まっているということ、そしてメルセデス・ベンツの変化をも感じ取ることができると思います。
動画ではまず、Shmee150氏がメルセデスAMGの施設に忍び込むところから。
スパイ映画風の仕立てです。
そしてそっとドアを開けて中へ。
スタッフの後ろからそっと忍び寄り・・・。
カバーを外して・・・。
ネタいただき!
そしてスタッフ不在の瞬間を狙って乗り込み・・・。
見事メルセデスAMG GT ブラックシリーズの奪取に成功!
その後はテストトラックを走り・・・。
自然に笑みがこぼれるShmee150氏。
そしてひとしきり走った後には停車して内装もスクープ。
その後ようやくメルセデスAMGのスタッフは盗まれたメルセデスAMG GT ブラックシリーズに追いつきます。
ただしそのとき車内はもぬけのカラ。
そして明るくなった頃にShmee150氏はテキストメッセージを送信。
「ああ、ちゃんと写真も撮った。試乗もしたよ。まるで別世界から来たクルマのようだ」。
そして相手が返してきたのは「別世界じゃない。アファルターバッハで作られたクルマだよ」。
なお、アファルターバッハというのは、メルセデスAMGの本社所在地、そしてエンジンや車体の開発・製造拠点。
これまでは「それほど」アファルターバッハを押し出したことはなかったと記憶していますが、今回のプロモーション動画ではかなり強くアファルターバッハ製であることを主張しています。
こういった内容を見るに、メルセデス・ベンツは今後「アファルターバッハ製」をひとつのブランドとしたく、そしてAMGシリーズの中における差別化ポイントとして主張してゆくのかもしれませんね。
今回の動画では(CO2排出量以外の)スペックについて触れられておらず、詳細を知るには正式発表を待つしかなさそうです。
参照:Mercedes-AMG