| 実際に劇中にてスーキーがドライブしたうちの一台 |
さて、ワイルド・スピードX2に登場したピンクのホンダS2000をユーチューバー、ダグ・デムーロが紹介。
このS2000は劇中にてスーキー(デヴォン青木)のドライブによって登場し、派手なジャンプを見せたことで知られていますが、今回動画にて紹介されるのは実際に映画の撮影に使用された(しかしジャンプはしていない)車両のうちの一台。
この車両そのものはピーターセン自動車博物館に所蔵されているようですね。
スーキーのホンダS2000を見てみよう
そこでスーキーのS2000を見てみたいと思いますが、このエアロパーツは日本のヴェイルサイド製。
ミレニアムモデル(MILLENIUM MODEL)としてリリースされたアエロパーツで、フロントバンパーだと81,000円、サイドスカートだと63,000円という価格設定を持っています。
リアフェンダー、リアウイング、スピードスターカバーもヴェイルサイド製。
ヴェイルサイドは1990年代に一世を風靡したものの、その後チューニングブームの衰退とともに影を潜めてしまい、しかしワイルド・スピードとともに再浮上。
映画に採用されたことで大きく販売も伸びたのではないかと思います(スパルコの売上は15倍になったという)。
やはり特徴的なのはサイドのグラフィック。
なんで日本のアニメ調じゃないのか不思議に思ったものですが、なんらかの理由があるのでしょうね。
エアの通り道を意識していると思われる、白いブラシペイントが随所に見られるのも特徴のひとつ。
ここにも白いブラシ。
リアサイドも同様。
リアウイングは「角度的」に緩いダウンフォースを発生することになりそう。
リアトランク内も改造され、オーディオ類が入ります。
なお、本来の燃料タンクは取り払われ、代わりに小型の安全タンクが据えられています。
エンジンルームを見ると、この車両が9番目のクルマ、そしてプライオリティの高いクルマ(ヒーローカー)であったことがわかります。
劇中ではNOS(ナイトラス・オキサイド・システム)が積まれていましたが、この車両は「スーパーチャージャー」が装着されているようですね。
なお、撮影用車両にはそれぞれ役割があって、クラッシュシーン用、外観アップでの撮影用、内装のアップ用、走行用など様々な用途にて作り分けられている、と聞いています。
スーキーS2000のインテリアはこうなっている
ここからはS2000のインテリア。
最大の特徴はモッフモフのシートやトリムですが、ダグ・デムーロが座るとかなり違和感がありますね。
なお、ルームミラーはかなり下の方まで延長されています。
ドアインナーパネルの一部、アームレストもモッフモフ。
シフトブーツもムートン風。
シフトノブはスパルコ製、そしてセンタートンネル左右にはネオンが取り付けてあります(この頃は日本でもネオン管が流行ったな・・・)。
ドアインナーパネルはこんな感じ。
こちらはNOSのボンベではなく消化器。
消化器の後ろにもネオンが取り付けられています。
ステアリングホイール上にはNOS噴射ボタン。
ダッシュボードには追加メーター(アペックス製)とデータ表示用モニター。
劇中ではこんな感じで表示されています。
実際にドライブしてみた
そしてなんとダグ・デムーロはこのスーキーS2000をドライブ。
遠目で見て「あっスーキーのS2000だ!」と思って近づいてみると「実はオッサンが運転していた」という事態に遭遇した人がいるかもしれませんね。
参照:Doug DeMuro