| ホンダNSX-Rは文化遺産として永久保存してもいいくらい |
さて、かのホンダNSX-Rをレストアする動画が公開に。
これは香港拠点のエキゾチックカーショップ、Contempo Conceptが公開したものですが、NSX-Rの内外装をリフレッシュし、必要なパーツは新品(純正品)へと入れ替える様子を公開しています。
参考までに、NSXとは「New Sportscar X」の略で、そのハードコア版である「タイプR」は1992年に初登場。
そして2002年に発売されたのが今回の動画に登場する「NSX-R(タイプRという呼称は用いられていない)」というわけですね。
NSXは発売30周年
NSXそのものは1990年に発売されており、今年でちょうど30周年。
ホンダは記念コンテンツを公開するなどその軌跡にスポットライトを当てていますが、ちょっと前にはホンダ自身がその「ホンダ コレクションホール」に収めているNSX-Rを走らせる動画も公開されています(ホンダは”動態保存”をモットーとしており、定期的に所蔵車を動かしている)。
NSX-Rは標準モデルのNSXをベースに、エアアウトレットが設けられたフロントフード、専用リアウイング、アンダーカバーやリアディフューザーが装着され、極限までの軽量化、そして固められた足回りで武装したスパルタンモデル。
出力は標準モデルと変わらず280馬力のままではあるものの、車体重量はマイナス80キロの1270kgを達成しており、0-100km/hまでを4.4秒で加速した、と言われます。
ホンダNSX-Rのレストアはこうやって行う
そして今回のレストア作業ですが、まずは洗車化から。
ボディ下回りもとことん洗います。
ホイールには若干のキズがあるため、これを修復することに(リムにNSX-Rのロゴがあるのは知らなかった)。
こちらが再塗装を行う様子。
ブレーキシステムもオーバーホール。
外装のレストアは(傷みが少ないせいか)軽微にとどまるものの、インテリアについてはかなり大規模なレストアを実施。
まずはシートを外して・・・。
カーペットも剥がし、外せるものは何でも外してゆきます。
ダッシュボードも取り外し・・・。
なんとハーネスまでも取り外し。
その後はカーペットを洗い・・・。
シートのほつれも修復。
交換できるパーツは新品へ
そしてContempo Conceptではいくつかのパーツを新品(純正)へ。
まだ今のうちだと新品パーツを手に入れることは可能だと思われ、供給がストップする前に「交換できるパーツは交換しておいたほうが」いいのかもしれませんね。
まず、ブレーキローターを新品に。
スペアリングホイールやパーキングレバーなどの内装パーツも新品に。
その後はホイールなど外した外装パーツを組み付けてゆき・・・。
いくつかの外装パーツも交換した上でしっかり磨き上げて完成です。