| 新型SLのキャビンはいっそうコンパクト、前後オーバーハングは短くスポーツカーらしいルックスに |
さて、直近のメルセデス・ベンツにおいてもっとも期待が持たれるニューモデルが「SL」そして「EQS」。
今回はそのうちSLのプロトタイプが目撃されていますが、これまでの試作車に比較するとかなり偽装が薄く、そして目撃された地がAMGの本拠地であるアファルターバッハであることから、これらは「SLのAMGバージョン」であると思われます。
なお、カモフラージュ用シートの下からそれぞれ「イエロー」「レッド」が覗く個体がスパイフォトとして収められており、イエローの方はSL63、レッドの方はSL43ではないかと見られているようですね。
その仕様はほぼ「市販モデル同様」
そしてスパイフォトを見るに、ヘッドライトやテールランプ、フロントグリル、ソフトトップ、そしてボディパネルなど「ほぼ市販モデル同様」の完成度を持つように見えます。
新型SLは次期メルセデスAMG GT系と多くを共有すると言われ、その範囲はプラットフォーム、48Vアーキテクチャ、さらにエンジンまでにも及ぶ模様。
画像を見ると「けっこうスマート」にも見えますが、AMG GTのほうは現行モデル同様に、もっと「お怒りになった顔」が与えられるのかもしれません。
斜め前から見ると「ウェッジシェイプ」に見えるものの、横から見るとボンネットが大きく盛り上がっていることもわかります。
なお、ドライバーの座っている位置を見るに、「2+2」レイアウトを採用する可能性も高そう。
前後オーバーハングはかなり短いようですね。
ボディカラーは「イエロー」を採用しており、いかにAMGといえど「SLにイエロー」はちょっと珍しいかも。
なお、メルセデスAMGはここ最近、公式フォトに登場する画像に「イエロー」を採用することが多く、これは「より若く、エネルギッシュな人々にアピールしたい」という意図があると報じられています。
リアスポイラーはけっこう大きく、かつ相当に「角度が立っている」ように見えますね。
リアバンパーのアンダー部はけっこう丸く、意外なことにディフューザー形状を持っていないようですが、これは「うまく隠されている」だけなのかもしれません。
こちらはウイングを閉じた状態。
カモフラージュの下から覗くボディカラーは「レッド」。
テールパイプは「丸二本出し」です。
ボディサイドには日本のプレスラインが入り、下側のほうが「きつい」角度で上がっていますね。
近年、こういった感じで「二本のプレスライン」を効果的に使用する例が多いように思います。
現時点では新型SLの情報は非常に少なく、SL63では600馬力程度を(4リッターV8ツインターボエンジンから)発生し、しかしその上には800馬力を発生するハイブリッドモデル、SL73eが位置する、と言われます。
そのほか、「SL53」「SL53e」「SL43」もラインアップされる、と見られている模様。
発表時期については「今年後半」という説が濃厚です。
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参照:CARSCOOPS