米にて「15年以上乗られている車」ランキングの5位まではトヨタ！「また買う」と答えた人がダントツ多いのもトヨタ！これはもうトヨタは「車の魅力や価値そのもので売れている」と言っていい

｜　ヒュンダイもまだまだだな　｜

さて、ここ数年の「品質調査」で順位を大きく上げているのがヒュンダイ。

上位（というかトップ）常連のレクサスを押しのけることもしばしばですが、一方の「満足度」、そして今回紹介する「所有期間」についてはあまり上位に顔を出すことがない模様。

つまり、「移動手段としての自動車と見れば優秀だが、感情移入ができない」のがヒュンダイということなのかもしれません（信頼性と満足度は異なる）。

「15年以上乗られているクルマ」はこんな顔ぶれ

そこで今回、iSeeCarsの発表した「（北米市場において）15年以上乗られているクルマ」ランキングを見てみたいと思いますが、これを見ると恐るべきというかトンデモナイことに。

まずは「（SUVやトラックなど）カテゴリに関わらず全体での」長期保有ランキングです。

なお、パーセンテージは「そのクルマにつき、15年以上乗っているオーナーの比率」。

ちなみに平均値は6.1％だそうです。

このランキングを見るに、ランキングTOP10のうち、なんと7台がトヨタ、2台がホンダ、1台がスバル。

すべて日本車ということですが、これはある意味「自動車業界の縮図」だとも考えていて、つまりは日本車の中でも比較的好調な部類のメーカーしか入っておらず、つまり不調が囁かれる日産、マツダ、三菱は入っていないということですね。

要するに、トヨタとホンダ、スバルは長期間所有した際の信頼性や耐久性が著しく高く、それがオーナーの評価を得ているということなのかもしれません（信頼性、満足度ともに高い）。

なお、これらのクルマは「日常の足」として乗られている可能性も高く、よって「壊れないからずっと乗られているだけ」という見方ができないわけではないものの、それでも「これだけの間ずっと乗られている」のは驚異的で、かつ別の統計では「今の車から乗り換えるとして、またトヨタ、スバルを買う」と答える人が多いということを鑑みるに、これらのブランドは単なる道具を超えてオーナーの心を捉えていると考えて良さそう。

さらに言えば、トヨタが売れる理由は「ここにもあった」ということですね。

「長く乗られる」SUVはこんな面々

そこでいくつかジャンル別の「長く乗られるクルマ」を見てみたいと思いますが、SUVだとこんな感じ。

「長く乗られる」スポーツカーはこんな面々

そして次は「スポーツカー」。

こちらに入っているのは日本車はマツダ・ロードスターのみで、フェアレディZはランク外。

マスタングが入っていないのも意外です。

ポルシェ911は「車種」として見ると長寿ですが、ニューモデルへと乗り継いでゆく人が多いのか、こちらもランク外となっていす。

参照： iSeeCars