さて、今回紹介するのはメルセデス300SLロードスターのレストモッド。
ただしこれは本物の300SLロードスターではなく(本物は4億円くらいの市場価値があるので、おいそれとカスタムできない)、メルセデス・ベンツSLKの車体をベースに300SL風に架装された”レプリカ”。
なお、SLKを300SLへとコンバートする例は少なくはなく、これまでにも何例かが報告されています。
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300SLレストモッドに搭載されるエンジンはAMG製
ただしレプリカといえども車体は紛れもないメルセデス・ベンツ製、そしてエンジンはAMGからスワップしたもの。
つまりその素性やパフォーマンスは「間違いない」ということになりますね。
そしてこのメルセデス300SLロードスター・レプリカのもう一つの特徴は、レンダリングアーティスト、Jon Sibal氏の作品(下の画像)をベースにしていること。
このレンダリングを忠実に「現実」にて再現したということになりますが、その細部を見ると「レンダリング以上」のこだわりが見られ、ここでその仕様を紹介してみたいと思います。
その姿はメルセデス300SLロードスターを作ろうとしたというよりは、やはり「レンダリングを重視」した模様。
全体的には低く広く、フェンダーは「ワイド」に。
リアも延長され、独特な印象を与えます。
車高も大きく落とされ、ホイールはHRE製3ピース、タイヤにはレターとライン入り。
エンジンに目を移すと、スーパーチャージャーやパイピング類は美しく磨き上げられ、ボンネットもエンジンが見えるようにパネルが「くり抜かれて」います。
エキゾーストパイプは「サイド」出し。
メルセデス300SLレストモッドのインテリアもオリジナル要素満載
コクピットも300SLというよりはオリジナル要素満載のカスタムカー。
シートやスピードスターカバーもオリジナルデザイン。
クラシカルなイメージとともに近代的な雰囲気もあり、なかなかに魅力的なインテリアです。
トノカバーはこんな感じで開閉可能。
トランク内部にも徹底的に手が入り、一部のスキもないカスタムですね。
メルセデス300SLロードスター”レストモッド”を紹介する動画はこちら
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なお、このメルセデス300SLロードスターを製作したのは「S-KLUB」。
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