
| BMW i4が2月の発表に向けて鋭意テスト中 |
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BMWが発表を控える新型EV、「i4」のティーザー画像そして動画を公開。
動画の中では豪快な走りやドリフトを披露しており、電気自動車といえども「駆け抜ける歓び」を失っていないことがわかります。
BMWのi4開発担当、デビッド・アルフレッド氏によると「軽く、俊敏で、ソリッドな印象」を目指したといい、特にコーナリングでは高いレベルでの安定性を目指したとしていますが、現段階では「まだまだ目指すレベルには到達していない」。
ただしこれからのテストによってさらにセッティングが突き詰められ、「BMWとして」満足の行く、そして胸を張ることができるクルマへと完成度を高められることになりそうですね。
i4の見た目は「4シリーズ・グランクーペ」に似ているが
なお、i4の見た目はBMW4シリーズ・グランクーペに非常に似ており、ただしドアハンドルがフラッシュマウント化されるなど、EVならではの(空気抵抗を低減するための)変更もある模様。
加えてリアサイドウインドウのグラフィック変更、そしてもちろんフロントグリル「全閉」による表情の変化もあるものと思われます。

新型i4は非常にパワフルで、第5世代のeDriveパワートレーンを搭載し、先陣を切って登場するモデルの出力は530馬力。
0−100km/h加速は4秒前後と言われますが、もしウワサされる「M」バージョンが登場すれば、この数字はさらに短縮されることになるのかもしれません。

BMW i4は「EVならではの独自の制御」も
そのほか快適性にも注意が払われ、ハンドリング向上のために「バイブレーションを抑えた」といい、EVならではの特別なセッティングがなされているものと思われます。
なお、BMWは(滑りやすい路面における)直線時の加速安定性を向上させるために専用のダンパー含む車体制御技術”ARB(アクチュエーター・リレーテッド・ホイール・スリップ・リミテーション)”を導入するともコメント。
EVはガソリン車とは異なって「回転数にかかわらず、瞬間的に最大トルクが発生する」エレクトリックモーターを搭載するために挙動が不安定になる傾向があり、しかしバッテリーをフロアに敷き詰めるというパッケージングの利点から重心が低くなるという利点も。
加えて、このバッテリーの位置を移動させることで、ガソリン車に比較して重心を理想的な位置に変更させやすくなりますが、その反面「絶対的な重量が重くなる」というデメリットも存在します。
要は、これまでガソリン車で培ってきたノウハウとはまた別の知識や経験が求められるということで、そこが各社とも「苦労している」ところなのかもしれませんね。

ちなみにぼくはしばらくBMWのEV(i3)に乗りましたが、やはりEV独特の動きというものがあり、とくに怖かったのは、雨天走行時に、高速道路や高架道路走行中、アクセルを抜いた際にちょうど「継ぎ目」に乗ってしまうこと。
そして継ぎ目の多くは鉄板でできているので雨天時には滑りやすく、そしてアクセルを抜いたときに回生ブレーキが作動すると姿勢を乱すことも。
これが加速時であれば「滑らないよう」自身で予め調整ができるものの、減速となると意図しない場合もあり、一瞬車体が「鉄板の上で急ブレーキ」状態となって「おっとっと」という状態に陥ったことがあります。
BMW i4が豪快なドリフトを見せる動画はこちら
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参照:BMW Group
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