| その姿、そしてレイアウトはもはやポルシェ911と呼ぶことは出来ないかもしれないが |
さて、世の中にはポルシェ911のカスタムカーが多々存在するものの、今回オークションに登場するのはなんと「ホットロッド」。
ポルシェ911の車体をいったんぶった切ってフロントにエンジンを搭載し、さらにタイヤを車体の外に押し出したという前代未聞のカスタムですが、これはフランスのカスタムショップ、ダントン・アーツ・カスタムズによる作品です。※ベースは1971年製のポルシェ911T
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ポルシェ911「ホットロッド」はこんなクルマ
そしてこの911カスタムをフロントから見るとこう。
ヘッドライトが左右で異なるところもユニークですね。
サイドから見るとこう。
前後タイヤサイズの直径に大きな差があり、まさにホットロッドという感じですね。
リアから見るとこう。
その特徴的なスタイルは紛れもない911です。
しかしながらエンジンはフロントへと移され、しかもベントレー製の6.75リッターターボ(ミュルザンヌから拝借したもの)。
車幅はリアタイヤ分だけ外に出ているということになりますが、細部を見ると、リアバンパー含めて作り直している部分が多いようです。
ホイールナットはクローズド、そして砲弾型。
ポルシェ911「ホットロッド」のインテリアはこうなっている
そしてこちらがダントン・アート・カスタムズによる911ホットロッドのインテリア。
エクステリアに負けず劣らずスパルタンですね。
ドアインナーパネルやセンターコンソールの一部は「つぎはぎ」風にアルミプレートが貼られています。
シフトノブを見るとマニュアル・トランスミッションのようにも見えますが、ペダルは2つのみ(シフトレバーの可動範囲から見るに、ATだと思われる)。
シートも超絶スパルタン。
メーター類は超シンプル。
カバー付きのスイッチは何を操作するのか不明です。
なお、このポルシェ911は3月20日にオンラインオークションへと出品されることになり、予想落札価格は最高で150万円ほど。
すでにポルシェ911と呼ぶことは出来ないかもしれませんが、支払える人にとってはなかなかに面白い「おもちゃ」なのかもしれません。
ポルシェ911「ホットロッドカスタム」を紹介する動画はこちら
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参照: Bonhams