| 見た目はラ・フェラーリだが、その奥には新世代のフェラーリが隠されている |
さて、ラ・フェラーリのボディを装着した謎のフェラーリが目撃に。
フロントフード上にハイブリッドカーであることを示すマークが表示されていることからエレクトリック化がなされていることがわかりますが、「どの程度」エレクトリック化されることになるのかは今のところ不明です。
このプロトタイプはラ・フェラーリ後継?
なお、ラ・フェラーリのボディを装着していることからも「ラ・フェラーリの後継」であることを連想させますが、ラ・フェラーリは2013年に、そのオープン版であるラ・フェラーリ・アペルタは2016年に(2017年に70周年を迎えるフェラーリの記念モデルとして)発売されています。
この「ラ・フェラーリ後継」がいつ発売されるのかは不明ではあるものの、周年記念モデルとして発売するのであれば、2022年あたりに「75周年記念」として登場するのかもしれません。
ラ・フェラーリはカーボンモノコックフレームに6.3リッターV12エンジンを搭載し、F1由来のハイブリッドシステム「HY-KERS」を搭載していることが大きな特徴。
このシステムは「トランスミッション内にひとつ、エンジン前にひとつ」モーターを積んだ2モーター式で、回生エネルギーを電力に変換してバッテリーにストアするという構造を持っています。
フェラーリはSF90ストラダーレでもハイブリッドシステムを採用しているが
そしてフェラーリはSF90ストラダーレにおいてもハイブリッドシステムを導入しており、これはフロントに2つ、トランスミッションに1つという3モーター式となっており、フロントモーターは前輪を駆動するため「4WD」ということに。
今回目撃されたラ・フェラーリ後継と見られるモデルがどういったハイブリッドシステムを持つのかはわからないものの、フェラーリのスペシャルモデルとして発売される以上は圧倒的なパフォーマンスが与えられるのはもちろんではありますが、F1を連想させる「後輪駆動」を採用すると思われ、かつ「特別さ」という点から見てもSF90ストラダーレと同じ方式は採用されないんじゃないかと考えています(やはりF1と関連性のある技術を採用すると思う)。
当然ながらエンジンはV12、かつ自然吸気を維持するものと思われ、ガソリンエンジンを搭載する最後のフェラーリ記念モデルとなる可能性を踏まえると、「ひとつの時代の終焉を飾るにふさわしい」モデルとなりそうですね。
フェラーリの新型スペチアーレと思われるプロトタイプが走行する動画はこちら
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参照: Varryx