| 正直、新型BMW 2シリーズ・クーペがここまで変わるとは思わなかった |
さて、BMWは(前輪駆動ベースではない)後輪駆動プラットフォームを採用する、フルモデルチェンジ版新型2シリーズ・クーペを発表する予定ではありますが、なかなか見えてこないのがその全容。
これまでに目撃されたプロトタイプはいずれも厳重にカモフラージュが施されていたものの、今回ようやく「非常に偽装の薄い」新型2シリーズの試作車が目撃されています。
画像を見るに、非常になめらかなボディ表面、前後ブリスターフェンダー、i4のようなポップアップ式ドアハンドル、極端に低い車高、大径ホイールに大きなブレーキディスク/ブレーキキャリパー、トランクリッドスポイラーを確認でき、おそらくは現行2シリーズ・クーペでの「M240i」に相当するグレードではないかと見られているようですね。
新旧BMW2シリーズ・クーペはこう違う
そこで新旧2シリーズ・クーペを比較してみたいと思いますが、正直かなり大きな違いがあるんじゃないか、と考えています。
まずこちらは現行2シリーズ(M240i)。
そしてこちらは新型2シリーズ・クーペですが、全体的な印象が「ロングノーズ、ショートデッキ」となるように思えます。
フロントは厚く長く、フロントウインドウはやや後ろから立ち上がり、ルーフは平面に近く。
そしてルーフラインについては、現行2シリーズ・クーペが緩やかに後方へと落ちてゆくのに対して、新型2シリーズ・クーペではルーフそのものが延長され、後席ヘッドスペースにやや余裕が持たされているようにも。
なお、トランクリッドの「長さ」はあまり変わらないように見えるものの、トランクリッドそのものが車体後端ギリギリまで後ろに移動させられており、つまりそのぶんだけリアのマスが大きくなっているということですね。
加えてサイドのガラス面積が小さく見え、キャビンが小さく見えることで視覚的安定感が増している模様。
そのほか、サイドのプレスラインも大きく変わって「ボディ側面がなめらかに」、そして前後フェンダーが大きく張り出して見えるデザインが与えられており、全体的な雰囲気は現行モデルとかなり変わることになりものと思われます。
新型BMW 2シリーズ・クーペのフロントデザインは?
そこで気になるのが新型2シリーズ・クーペのフロントおよびキドニーグリルですが、これまでのスパイフォトだと「常識的なデザインとサイズに」収まることが想定されます。
ただ、ヘッドライト含む全体的なイメージ(顔つき)は現行のいかなるBMWとも異なるであろう雰囲気を持つこともわかっており、これからのBMWは「脱金太郎飴デザイン」を進めるということなのか、シリーズごとに大きく異るイメージが与えられるのかもしれません。
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