| まさかビバリーヒルズに新型メルセデス・ベンツSLが登場するとは |
全体的には「丸く」、現行AMG GTと共通したイメージを持つようにも
さて、これまでにもフルモデルチェンジ版となる新型メルセデス・ベンツSLのスパイフォトがなんどか公開されてきましたが、今回はなんと一般人がビバリーヒルズにてSLの試作車に遭遇し撮影に成功した動画が登場。
なお、こういったプロトタイプがビバリーヒルズで目撃されるのは非常に稀だと思います。
ちなみにビバリーヒルズは走行環境としては「厳しい」わけではなく、むしろ良好な状況だといえ、テストとしてはむしろアフリカやデスバレー、北極圏や都心部の渋滞にて行なうのが「通常」でもありますね。
あえてビバリーヒルズでテストを?
それでもこういった場でテストを行っているのは「話題性を考慮して」のことだと考えられ、というのもビバリーヒルズの住人たちは高確率でメルセデス・ベンツSLのポテンシャルオーナーとなる可能性が高く、さらにはそこに集まる人々がこの情報を拡散すれば、(同じように)高い購入可能性を持つ人々に対しての認知度が高まる可能性があるため。
つまりは「プロモーションも兼ねて」というか、プロモーションのためにこういった場を走行させているんじゃないかと考えているわけですね。
それは偶然からはじまった
そしてこの動画につき、ビバリーヒルズにて、自分のクルマを運転し走るユーチューバーがメルセデス・ベンツSLの試作車を路上で見つけたところからはじまります。
さぞ驚いた様子で(ぼくでも驚く)、すぐにメルセデス・ベンツSLを追いかけることに。
交差点にて先行されるも、なんとか追いつき・・・。
見事に捕捉!
このテストカーはとくに逃げるでも、撮影を制するわけでもなく、やはり「撮影されるために」出てきたのかもしれませんね。
なお、カモフラージュはこれまでに目撃されたメルセデス・ベンツSLの中では最も薄く、ほぼ市販モデルのボディ形状が分かる状態(構造を隠すようなパネルによる偽装はないように見える)。
リヤエンドはかなり「丸く」、現行メルセデスAMG GTを連想させます(リアバンパー下部に至るまで丸っこい)。
テールランプについてはCLSなど現行メルセデス・ベンツのスタイルを強く反映したもので、しかしさらに「薄く、横長」となっているようにも見えますね。
ちなみに新型メルセデス・ベンツSLの開発はAMG主導にて行われており、次期AMG GTと多くを共有する、とも。
そして今回のプロトタイプを見るに、次期メルセデスAMG GTも現行AMG GTと近いルックスとなるのかもしれません。
こちらはフロント。
かなり低く、そしてワイドに見えますね。
加えて、前後フェンダーがかなり張り出したような印象も受けます。
新型メルセデス・ベンツSLのグレード展開やパワートレインについては不明なところが多く、しかしフラッグシップには800馬力を超える4リッターV8ツインターボ+ハイブリッドを搭載した「SL 73e」が位置する、といわれていますね。