【動画】メルセデスAMG Oneがほぼ偽装なしでニュルを走る！相当なペースを見せるもエンジントラブルのためコース上にて停止することに

｜　メルセデスAMGが走行中に停止したのはこれがはじめてではない　｜

やはりF1用エンジンを手懐けるのには相当な困難が伴うようだ

さて、ここ数日でニュルブルクリンクを走るメルセデスAMG Oneの動画が数本公開されていますが、今回は2台のプロトタイプがメルセデスAMGの設備を出てニュルブルクリンクへと向かい、そこで強烈な速さを見せるもエンジントラブルにてコース上で停止するという顛末がアップされることに。

なお、これらプロトタイプはカモフラージュ用のシートを除くと大きな偽装はなく、パネル同士の継ぎ目を見ても、市販モデル同等のクオリティを持っているように思われ、つまりはこのデザインのまま発売されると考えていいのかもしれません。

メルセデスAMG Oneの納車は今年から開始される予定だが

メルセデスAMG Oneはこれまでにも発売が度々延期され、しかしようやく今年には納車が開始されるとも。

まずこちらはメルセデスAMGの施設を出てニュルへと向かうAMG One。

そしてニュルブルクリンクの入り口へ。

リアウイングは全体が持ち上がった後、中央部分のみの角度を変更する構造を持っているようですね。

テールパイプはコンセプトモデルとして発表されたときからこの奇っ怪な形状を持っていますが、いったいどういった役割を持っているのかは不明です（そのうち明かされるとは思う）。

すべては順調に見えたものの

そしてメルセデスAMG Oneはニュルブルクリンクへと入って順調に周回開始。

相当なハイペースですが、非常に高い安定性を持っているように見えます。

ただし2台目のAMG Oneにとってものごとは順調に進まず、なんとコース上にて車輌が停止。

おそらくはエンジントラブルによるものと思われます。

その後はメカニックによって再始動され、なんとかまたメルセデスAMGの施設へと無事に帰還することに。

なぜメルセデスAMG Oneはエンジンが停止？

なお、メルセデスAMG Oneが走行中にストールしたのはこれが初めてではなく、発表直後のイベント搬入時にもエンジンを始動できず、「手押し」で動かしたことも。

そのほかにもテスト中に停止する様子がたびたび目撃されていますが、その理由は「F1に積まれていたエンジンをロードカーに転用したため」だと言われ、そもそもF1とロードカーという、使用環境が全く異なるクルマに「同じエンジン」ということに大きな困難があり、これはメルセデスAMG自身も認めるところ。

ただし「F1と同じエンジン」を積むというのはAMG Oneのコアバリューなのでこれをやめるわけにはゆかず、メルセデスAMGはこのエンジンを手懐けるのに多大なコスト、そして時間を要したということになりそうです。

それでもいざ発売されたとなると、ニュルブルクリンクのコースレコードをたやすく書き換えるであろうことは間違いなく、デリバリー開始に期待したいところですね。

メルセデスAMG Oneがニュルブルクリンクにてテストを行う動画はこちら

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参照：CarSpyMedia