| ランエボらしいディティールが盛り込まれた秀逸なレンダリング |
三菱としても「ランサーエボリューション」というビッグネームを捨てたくはないはずだが
さて、今回自動車デザイナー、イーノック・ゴンザレス氏が「2022年モデルのランサーエボリューション」が存在したならばというレンダリングを作成して公開。
なお同氏は以前、ベースモデルの「ランサー」につきCGを作成し公開していますが、最新作ではその多くが変更され、”エボリューション”と呼ぶにふさわしい仕上がりとなっています。
加えて、ラリー競技にインスパイアされた円形フォグランプが採用され、大きな開口部を確保するためにナンバープレートがサイドに避けられるなど、ランエボらしい要素が満載ですね。
ベースの「ランサー」は三菱らしいデザイン
なお、左側はベースとなる「ランサー」で、こちらは三菱らしいダイナミックシールドグリルを装備しています。
こちらはリアから。
やはりその多くが変更されていますが、ローダウン+ホイール大径化に車高ダウン、リアディフューザーの大型化、リアウイング装着といったアップグレードが施されています。
現行の三菱各モデルとはあまりデザイン的共通性をもたないものの、ひと目でハイパフォーマンスセダンだとわかる魅力的なデザインでもありますね。
新型ランサー・エボリューションの復活は「期待薄」?
なお、ランサーエボリューションは三菱においてもっとも価値の高い「ビッグネーム」だと思われますが、2016年の生産終了ののち、今に至るまで後継モデルの具体的な話はなく、よって復活の可能性は限りなく低いとも考えられます。
ただ、三菱を吸収した日産は「ヘリテージを活かしてブランド価値を向上させる」という戦略を採用しており、それは新型フェアレディZのデザインを見ても明らかです。
そう考えると、日産が三菱の再ブランディングのためにランエボを復活させる可能性もゼロではないかもしれません。
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ちなみに日産とルノー、三菱は「再建プラン」を発表しており、それぞれの役割が明確化されています。
これによると、三菱は「アジア・オセアニア地域」を担当し「4WDに注力する」ことになるようですが、詳細を見るに「あまり道路事情が良くない地域をメインに、悪路走破性の高い4WD」を中心に展開するというイメージ。
こういった事情、そして日産はすでに「4WDスーパースポーツ」としてGT-Rを持っており、これとの重複を避けることを考慮すると、ランエボよりもパジェロを優先させるという判断を下すことになりそうです。
「新型」マツダRX-7のレンダリングも
なお、イーノック・ゴンザレス氏は「新型マツダRX-7」のレンダリングを公開。
画像を見る限りではマセラティ・グラントゥーリズモをベースにしているようですが、もしもRX-7が復活したらという設定のもとに考えられているようですね。
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参照:Enoch Gonzales