| ベントレーは今後、「バカラル」のような超限定車をいくつかリリースすると言われるが |
一方、「ブロワー」のようなトンデモ級クラシックカーの復刻も
さて、実はロンドン市内でもさほどベントレーは走っていないそうですが、なんと今回は12台のみの限定ベントレー「バカラル」がロンドンのショールームを出て(トレーラーに積まれるまでのわずかな間に)自走するという動画。
ベントレーは先日、バカラルの納車準備を開始したと発表しているものの、この個体はおそらく顧客へと納車するものではなく、(発表時に使用された)プロトタイプなのだと思われます。
そしてまた、別の展示場所へと運ばれてゆくのかもしれません。
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ベントレー・バカラルは画像や動画で見ても特別だった
ベントレー・バカラルは1台2億2000万円と言われる超高額車輌で、予定生産台数の12台はすべて「完売済み」。
そしてベントレーは「2台として同じ仕様のクルマがないよう」慎重にその仕様を決定していると報じられていて、これから(オーナーから許可が取れた)数台はベントレーによって公開されるものと思われ、ぼくらの目を楽しませてくれることになりそうです。
そしてこちらはそのロンドン市内にあるベントレーディーラー。
現在は各自動車メーカーとも、正規ディーラーには「最新CIを」導入するように指示しているものの、いくつかの都市では従来の建物の外観を変えることが許されず、そういった場合は「例外」として扱われるのかもしれません。
そしてこちらはショールーム内に展示されるベントレー・バカラル。
ベースはコンチネンタルGTコンバーチブルとなりますが、ベース車の10倍近い価格差を納得させるだけの特別仕様が盛り込まれているようですね。
サイドシルには「BACALAR(バカラル)」のロゴ。
ちなみにカーペットはウィルトン織りのピュアウール製。
テールランプはまるで芸術品のよう。
コクピット内にもコンチネンタルGTとの共通パーツが見られ、しかしダッシュボード上のメーター類につき、文字盤や針、その外周等の処理がマットとなるなど、「バカラル専用仕上げ」が施されています。
バカラルは2シーター仕様を採用しており、シート後方には専用デザインのバッグも搭載。
なお、ウール地素材のようにも見えますが、これはおそらく「レザーなど、動物由来の素材を嫌う」欧州の知識層に配慮したためだと思われます。
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その後、バカラルはショールームから搬出されることに
そしてその後、バカラルはトレーラーへと積み込むためにショールームから搬出されることに。
「ちょっと移動」するだけではあるものの、6リッターW12ツインターボエンジンの唸りを聴くことが可能です。
そして無事に搬出終了。
ちょっとだけ向きを変えて・・・。
トレーラーへ。
そしてこのトレーラーもかなり「ギリギリ」で、運搬業者も「年々巨大化するクルマ」には手を焼いているのかも。
ホイールはダイヤモンドカットを採用し、スポーク部にはボディカラー同色の塗料が流し込まれているようですね。
ちなみにこのホイール1本を塗装するには「1週間かかる」といい、ダイヤモンドカット部のポリッシュ加工を見ると「うなずける」ところでもあります。
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そして無事にコンテナに載せ終わり・・・。
コンテナを戻して作業終了。
この「車輌輸送用トラック」も、その国や地域によって大きく構造が分かれていて、なかなかに興味深い部分です。
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参照:TheTFJJ