| 撮影中にトランスミッションが耐えきれず壊れるも、オーナーは「これでまたバージョンアップできる」と前向き |
これくらいの懐の深さがないとエンジンスワップは到底できない
さて、世の中には様々なミニクーパーのカスタムが存在しますが、けっこうメジャーなのが「クラシックミニのエンジンをホンダのV-TECエンジンにスワップした」というもの。
ただし今回紹介するミニはBMW世代のR50で、ホンダの2.4リッターKシリーズ直4エンジンに加えCR-Vのパワートレーンをスワップし4WD化したという変わり種です。
ターボの追加で出力は689馬力へ
ただしそこまで手をかけるからには「単にエンジンと駆動系をスワップする」だけにはとどまらず、このオーナーは68ミリサイズのターボチャージャーをインストール。
その結果、なんと出力は689馬力にも達し、そのパワーとトルクはワイドなフージャー製レース用タイヤを「4輪同時に」ホイールスピンさせるほど。
ちなみにタイヤは4輪とも「超ハミタイ」。
トランスミッションはもちろんマニュアル。
超楽しそうだ!
ただし撮影中にトラブル発生
しかしながらその楽しさは長く続かず、なんと撮影中にトランスミッションがそのパワーに耐えることができず寿命を迎えるというハプニングも。
参考までに、BMWは以前に「500馬力を超えるターボエンジンのパワーとトルクには、我々のマニュアル・トランスミッションが対応できない。よって、このままパワーアップを続けると、必然的にマニュアル・トランスミッションが存続できなくなる」とコメントしており、そういった事情がよくわかる例でもありますね。
なお、エンジンルーム内は「ピチピチ」ですが、クラシックミニ含め、エンジンスワップを行なう人たちはそのレイアウトにかなり苦労しているように思います。
ただしこのミニクーパーのオーナーはそういったトラブルも楽しめるタイプのようで、「これでさらにバージョンアップできる」とばかりに意気込みを見せており、さすがにこういったクルマを作った人だけあって、何事にも前向きな性格を持っているようですね。
689馬力の「4WD」ミニクーパーが縦横無尽に走る動画はこちら
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参照:Altek