| 正直、これによるクルマとオーナーの精神的ダメージは小さくない |
こうなるとバックして出ることも難しいだろう
さて、フェラーリ・ローマがイタリアの狭い路地にて「ハマって抜け出せなくなる」という動画が公開されて話題に。
フェラーリ・ローマの全幅は1,974ミリもあり、つまりは相当に大きなクルマです。
対してイタリアは路地が狭いことでも知られ、そのためにフィアット500やスマートのようなコンパクトなクルマの人気が高いわけですね。
さらに、その路地が非常に入り組んでいること、時間によって通行できたりできなかったりと「地元民でないとクルマで走りにくい」と言われます。
実際のところ、ぼくが以前ボローニャへを訪れた際、「レンタカーを借りようかと思う」と現地の人に相談した時、上記の理由にて「やめておけ」と言われたことも。
いったいどうしてこうなった
なお、このフェラーリ・ローマがなぜこの路地にハマってしまったのかは「ナゾ」。
動画では文字通り立ち往生していることがわかりますが、一説では「今でに抜け出せていない」という報道もあり(さすがにそれはないだろう)、もしそうなるとオーナーにとってはかなりの悲劇ということになりそうです。
動画ではダメージまでは確認できないものの、この状況であれば確実に両方の(美しい)ボディサイドに損傷が及んでいるはずで、その面積を考えるとかなり高額の修理費を負担せざるを得ないと考えられます。
ボクにとっては他人事ではない
ぼくにとってこのローマの姿は自分自身を見ているようで、とても「痛々しく」感じたり。
実際にこういった状況に遭遇したことはないものの、ぼくは「通り抜けることができない狭い路地」での走行を余儀なくされるという夢をよく見ることがあって、この動画はぼくのトラウマを呼び戻してしまうわけですね。
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参考までに、こういった「通り抜けることができたり駐車できるとと思ったが無理だった」という状況でよく例に出されるのが「ポルシェ911のリアフェンダー」。
どういうことかというと、ポルシェ911のリアフェンダーはけっこうフロントとリアの(幅の)差があり、「フロントが入っても」リアが入るとは限らないわけですね。
たとえばトレー式の立体駐車場にて、フロントからクルマを入れるような場合にそれを痛感することになり、フロントタイヤがレールの上に余裕で乗ったとしても、リアは「ギリギリ」ということも。
さらに、フロントからリアに向かってラインが「広がって」いるので、つまり普通のクルマのように「前も後ろも同じ幅で、広がってない」側面のラインではないため、駐車時に「リアフェンダーとフロントフェンダーを白線に並行になるように駐車しようとすると」車体が曲がったまま駐車されてしまうということになり、色々な意味でポルシェ911は特殊なクルマだったなあ、と今更ながらに思い出したりします。
いずれにしても、このローマは前には進めず、バックして戻るしかないわけですが、こういったときはBMWの「自動でもと来た道を戻ってくれる」機能が欲しくなったりしそうですね(ミリ単位で正確に戻れるのかどうかはわからない)。