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【動画】993世代のポルシェ911専門のレストモッドをリリースするチューナーより「993スピードスター・リイマジンド」が発表。25台のみの限定生産

2021/08/16

993世代のポルシェ911専門のレストモッドをリリースするチューナーより「993スピードスター・リイマジンド」が発表。25台のみの限定生産

| もともとポルシェは993世代に「スピードスター」を設定していない |

価格は公表されておらず、しかし軽く「億」に到達しそう

993世代のポルシェ911を中心にレストモッド(レストア+カスタム)を行うガンサーワークス(Gunther Werks)。

少し前には993をベースにしたスピードスター”993スピードスター・リマスタード”の製作を予告していましたが、今回はその実車を公開しており、あらためてその技術力の高さそして芸術性を広く知らしめることに。

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なお、ポルシェは964世代に投入していたようなスピードスターを(993世代では)発売していませんでしたが、実は2台だけ公式に制作された993スピードスターがあるといい、そのうちの1台はフェルディナント・ポルシェ博士の孫、フェルディナント・(ブッツィー)アレクサンダー・ポルシェの60歳の誕生日に贈られたもの、そしてもう一台はポルシェコレクターにして俳優のジェリー・サインフェルドの依頼によって特別に製造されたもの。

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993スピードスター・リマスタードはこんなクルマ

今回公開されたガンサーワークス993スピードスター・リマスタードのボディカラーは「ペニンシュラ・サイパン」。

ボディサイドにはトーンを変えたグリーンのゴースト仕様ストライプが入り、「PORSCHE」文字はマンダリン(オレンジ)。

こういったコンビネーションはシンガー・ヴィークル・デザインを意識したものだと考えて良さそうですね。

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ホイールはメタリックグレー、そしてブレーキキャリパーもボディカラー同色のグリーン。

ちなみにホイールには細かく肉抜きがほどこされ、相当に軽量化に対する配慮がなされていることがわかります(カーボン製バレルとマグネシウムのディスクを持つホイールにアップグレードすることもできる)。

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ただしジンガー・ヴィークル・デザインによるポルシェ911と異なるのは、レトロ志向や初代911へのオマージュではなく独自のデザインを持つこと(同じガンサーワークスでも、そのクーペバージョンよりも未来的)。

とくにフロントバンパーにはその独自性が反映され、ヘッドライト内部も新デザインに(プロジェクター部分が可動しそう)。

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ルーフはカットされて低いウインドスクリーン(カーボンファイバー製のフレームにアルミ製の補強が入っている)が装着され、補強のため本来リアシートのあったスペースには補強材が取り付けられ、その上にはロールバー、そしてカーボンファイバー製のトノカバー。

テールランプの発光グラフィックそしてレンズも一新され、テールパイプは3Dプリントされたインコネル製へ。

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ドアミラーは砲弾型ではあるものの、表面には複雑な凹凸が設けられ、レトロというよりは未来派デザインといった感じですね。

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リアデッキは開閉式、そしてインテリアカラーとマッチしたバッグが収まっています。

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インテリアカラーもペニンシュラ・サイパンにマンダリン。

シートはカーボン製シェルを持つ軽量バージョンが装着され、サイドから見るとヘッドレストの薄さが際立つようですね。

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ステアリングホイールのスポークはカーボン製、そしてグリップ部分はアルカンターラ巻き。

センターパッドにはポルシェクレスト(エンブレム)、12時位置にはマンダリンのセンターマーク入り。

ダッシュボードもカーボンファイバー製へと置き換えられ、メーターの配置はオリジナルの911を踏襲するものの、センターにあるタコメーターのみ視認性を考慮してか文字盤のカラーが変更されています。

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ガンサーワークス993スピードスター・リマスタードのパフォーマンスはこうなっている

そして特筆すべきは、この993スピードスター・リマスタードの車体重量がわずか1175キロにとどまるということ。

ルーフのカットに加えボディパネルはじめ各部をカーボンファイバー化したことが大きく効いているのだと思いますが、補強を行ってなおこの軽量性を実現していることには驚かされます。

搭載されるエンジンは435馬力(324キロワット)/335ポンドフィート(454ニュートンメートル)を発揮する4リッター・フラットシックス(もちろん自然吸気、そしてレッドゾーンは7,800回転から)。

エアフィルターはむき出し、そしてインテークパイプなども美しいメタリックグレー仕上げが施されています。

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トランスミッションは6速マニュアル(ゲトラグ製)、クラッチはカーボン製そして専用に設計されたデフを持つようですね。

足回りにはJRZ製のアダプティブサスペンションを搭載し、コンポーズド、スポーツ、スポーツプラスの3つのモードを選択可能。

フロントとリアのアンチロールバーはアイゼンローア・レーシング製が採用され、フロントストラットブレースも装備して万全の剛性を確保する、と紹介されています。

なお、ガンサーワークスはこの993スピードスターを25台のみ生産すると発表しており、納車は2022年からはじまる、とのこと。

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参照:Gunther Werks

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