2021年8月の国産車登録ランキング！ミニバンが影を潜めSUVが強く、個別だと日産リーフとノートがじわり上昇。ヴェゼルは思ったほど伸びず

｜　モデルチェンジを行ったアクアも販売が伸長し、トヨタはすべからくモデルチェンジを成功させているようだ　｜

ただし今後は「チップ」「部品」不足によって先行き不透明

さて、2021年8月の日本国内自動車登録状況。

全体として169万9509台が登録されており、これは前年比で107.9％という数字ですが、昨今は「チップ不足」「東南アジアからのパーツが入ってこない」ために車体の生産ができないという報道が相次いでおり、本来であれば「もっと伸ばせた」のかもしれません。

ただ、中古車の登録台数を見てみると（8月分の数字はまだ出ていないので）7月だと前年比84.6％にとどまっており、7月単月で見るとこの5年ではじめての「前年割れ」。

この数字を見る限りでは、「新車が足りないから中古車に流れている」というわけではなさそうです。

自動車メーカー別の販売台数はこうなっている

なお、自動車メーカー別の販売台数を見てみると、トヨタが9万1592台（前年比111.3％）、ホンダが2万456台（前年比106.8％）、日産が1万7365台（前年比128.3％）、マツダが7812台（前年比77.2％）、スバルが5646台（前年比118.7％）、スズキが5457台（前年比66.4％）、レクサスが3509台（前年比139.1％）、ダイハツが2672台（前年比71.4％）、三菱が2507台（前年比134.4％）、「その他」が1万8514台（前年比116.7％）、全体で17万5530台という数字です。

2021年8月の車種別登録ランキングはこうなっている

今月は大きな動きは見られず、注意を惹くのは日産ノートやリーフがジワっと順位を上げていること、ホンダ・ヴェゼルが今ひとつ伸ばせないこと、ジムニーの登録が減っていること（英国出荷分が国内への割当を圧迫しているのだと思われる）。

加えて、一部を除くとミニバンの順位が下がり、SUVが上位を占めるようになってきたな、という感じです。

参照:日本自動車販売協会連合