| 「40周年」記念に何かしたかったのはわかるが、もうちょっと他の方法があったような気もする |
ただしバッグなど小物であればちょっと欲しい
さて、今では当たり前となったエアバッグですが、それを初めて搭載したのは今から40年前に発売されたメルセデス・ベンツSクラスセダン(W126)。
これは初めての膨張式SRS(Supplemental Restraint System)エアバッグで、安全性やそのための技術を重視するメルセデス・ベンツは「この記念すべき節目には何か特別なプロモーションが必要」だと考えた模様。
そこでエアバッグを衣類にしてみた
そして実際にメルセデス・ベンツが実行したのが「エアバッグを調達し、膨らませることができる衣服にリサイクルする」というプロモーション手法。
ファッションデザイナーのヘロン・プレストン氏と共同でこのアイデアを考案し、同氏得意の「持続可能性の推進と革新的な視点」をもって「エアバッグ・コンセプト・コレクション」発表することとなったわけですね。
現時点ではこのアパレルの詳細は発表されていないものの、ジャケットやパンツ、コート、バッグといったアイテムが存在する模様。
これはさすがに(現実的に)着用することが難しそうですが、どうもファッションデザイナーはこういった「浮世離れした」デザインを好むようですね。
こちらはバッグ。
これだと日常的に持つこともできそうです。
ちなみに「実際に膨らむ」のかどうかはわかりませんが、膨らむ衣類というと、90年代に「ミチコロンドン」が発売したインフレータブルジャケットを思い出します(知っている人はだれもいないだろうな・・・)。
メルセデス・ベンツ「ブランドの記憶に残るユニークな瞬間」
今回、メルセデス・ベンツのコミュニケーション&マーケティング担当副社長のベッティナ・フェッツァー氏は、「ヘロン・プレストンのサステナビリティに対するユニークな考え方と、文化というレンズを通してこのテーマにアプローチする方法は、このプロジェクトにおけるハイライトだった」とコメント。
さらに「エアバッグコンセプトコレクションは、50年前のエアバッグの特許取得と、1981年にフラッグシップモデルであるSクラスに初めて搭載されたという、人命を救う技術革新の2つの記念日にインスパイアされています。私たちは、共創と協働プロジェクトが、ブランドの記憶に残るユニークな瞬間を生み出すと確信しています」と続けています。
ただし残念ながら、これら「エアバッグ・コンセプト・コレクション」は一般向けに発売されず、9月6日から8日まで開催されるメルセデス・ベンツ・ファッション・ウィーク・ベルリンにて展示され、どうしても手に入れたい場合は9月10日にグローバルプラットフォーム「GOAT」で開催されるプレゼント企画にて入手することができる、とのこと。
メルセデス・ベンツ×ヘロン・プレストンによる「エアバッグコレクション」のプロモーション動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=X4NZqoBYRKk合わせて読みたい、関連投稿
-
VWが「運転中にスマホの操作をして事故を起こした車」のボディからスマホカバーを製作し販売
| フォルクスワーゲンが運転中のスマホ操作防止のため画期的な取り組みを実施 | フォルクスワーゲン・スウェーデンが「事故を起こした車のボディパネルを使ったスマートフォンケース」を製作して発売することに ...
続きを見る
-
メルセデスAMGと伝統のバッグメーカーがコラボ。実際にAMG GT Rが「踏みつけた」タイヤの跡が刻まれた生地を使用したバッグが発売に
デザインがシンプルなだけに生地のアヴァンギャルドさとのギャップが凄い IWCとのコラボレーション腕時計など様々なグッズを発売するメルセデスAMGですが、今回は一風変わったバッグを発売。これは「メルセデ ...
続きを見る