| カスタムは「好み」に応じてやっているので、他人がとやかく言う問題ではないのかもしれない |
ただ、それにしてもこのウイングはちょっと「謎」
さて、アメリカにて奇妙なシボレー・コルベットが目撃されることに。
このコルベットにおいて「奇妙」な点は2つあり、まず1つは「リアウイングが「逆」に取り付けられているであろうこと。
おそらくこのリアウイングは、リアウインドウが緩く傾斜した「クーペ」のリアハッチに対し、(画像とは)逆向きに取り付けることで効果を発揮するものだと思われますが、どうやらこのコルベットではそれを「逆向き」に取り付けているのでは、と話題になっています。
ただ、このウイングをよくよく観察してみると、取り付けている方向の「前」側はちゃんと風を切るようにデザインされており、しかしこれを「逆(ネット上で”正しい”と言われる向きに)」に取り付けると、その際に前を向く面は風に対して抵抗となるように設計されているので、もしかするとこれでも「正しい」のかもしれません(一応、ウイングの天面はダウンフォースを発生しそうな角度になっている)。
-
リアウイングが逆!クルマに愛情がない人が商売目的でレプリカを作るとこうなるというランボルギーニ・カウンタック
| それ以外の部分は、実際のところ意外とよくできているようだ | 今でも商業目的のレプリカ製作はけっこう多いようだ さて、未だ世界中では様々なレプリカが作られていますが、ひとくちにレプリカと言っても、 ...
続きを見る
ただしルーフ上のエアスクープも「謎」
そしてもう一つの奇妙な点はルーフ上のエアスクープ。
これは本来、ミドシップレイアウトを採用するスーパーカーのルーフに取り付けてエンジンルームへと風を導いたり、エアコンがないレーシングカーの屋根に取り付けて「室内へと風を導く」ためのものです。※下の画像はランボルギーニ・ディアブロGT
ただ、このコルベットについて、このエアスクープから取り入れた風がエンジンルームや室内に入るとは思えず(室内に風が入るかどうかについては、この画像だけでは判断できないけれど)、よってこれもリアウイング同様に「抵抗でしかない」ものとなるのかもしれません。
そしていずれのパーツともボディカラー同色にペイントされ、リアウイングについては(その重量を考慮すると)おそらくボディパネルに穴を開けて取り付けられていると思われるので、それなりの手間と覚悟をもって改造されているということになりそうですね。
クルマの「カスタム」は必ずしも機能や性能が向上するとは限らない
ただ、このコルベットのオーナーを「無意味な改造を行っている」として非難するのはフェアではなく、というのも世の中にはクルマの機能や性能をダウンさせてしまうカスタムも多数存在するため。
その代表例は(大幅な)インチアップやスペーサーの挿入、やはり抵抗にしかなりそうな、そしてさほど高速域で走行することがないであろ軽自動車やミニバン、SUVへのエアロパーツの装着ですが、これらについても傍から見ると、このコルベットのように「無意味どころかマイナス面の大きい」ということになるのかも。
ただ、そういったカスタムや改造を行うオーナーは「(自分が)良かれと思って」やっているのであり、それで満足しているので、危険性や違法性がない限りは、その人の趣味趣向として受け入れるべきなのかもしれません(クルマに限らず、ぼくが行っていることも、ある人にとっては無意味かもしれず、しかしぼくにとっては大きな意味がある)。
合わせて読みたい、無意味なカスタム関連投稿
-
DIYすぎるオーバーフェンダーを装着したチューンドカーが目撃される!むしろロールセンターが「非」最適化されそうだ・・・。
| ただしその発想と技術は秀逸すぎ | ホイールのディープさを見るに、タイヤ幅も相当なサイズに拡大していそうだ さて、世の中には様々なカスタムカーが存在し、アメリカや中南米、ロシアやアフリカ、はたまた ...
続きを見る
-
ランボルギーニ・ウルス風に改造されたホンダCR-Vの後ろを「本物の」ウルスが走る様子が目撃される
| これがもし偶然だとするとスゴい確率だ | ランボルギーニ・ウルスはカスタムモチーフとしても大人気 さて、カスタムの中でも定番となっているのが「なんとか風」コンバージョン。やはり人気なのはフェラーリ ...
続きを見る
-
世界一軽量化されたフェアレディZが目撃される!ただしリアがスカスカすぎて超フロントヘビー?
| それでもここまでのカスタムはなかなかできない | 扱いにくそうだがリアのトラクションが抜けてドリフトはしやすいかも これまでにも様々なフェアレディZのカスタムが目撃されてきたものの、今回は「過去最 ...
続きを見る
参照:Reddit